世界共通、自然発生的な「男子」の遊び、それに神話の中の英雄伝説に出てくるのは相撲と石投げ。
Schwing/lutte(スイス相撲)の方は全ての取り組みはアリーナ内で行われ、チケットを手に入れた幸運な5万6千人以外はパブリックビューイングの大画面で見る。大歓声は聞こえて来るけど、そういうわけで写真はない。
一方の「Steinstossen 岩投げ」はアリーナ外で行われる土曜日の分は誰でも見学可能。岩投げは3クラスあり、それぞれ20、40、83.5キロの岩を投げる。20と40キロのは土曜日に順位が確定するが、83.5キロのは土曜の予選を勝ち残った5人が翌日、アリーナ内での決勝に臨む。
ここまでの写真は40キロの部。助走無し、白の板の前に静止した状態から砲丸投げのように片手で投げる。走り幅跳びで使われる砂場のようなところに落ちた岩の位置を審判員が測ってるところ。
こちらは83.5キロ。
頭上に持ち上げた状態で助走をつけて投げる。
投げた後の岩は各競技者が自分で運んで次の競技者に渡す。砂場の縁、スイスの旗が付いてる位置がスイス記録、世界記録の位置ですな。
この岩の名がUnspunnenstein。横長の楕円形で滑らかな表面に1805の数字等が刻まれている。
インターラーケンで1805年から現在も続くUnspunnenfestでの歴史ある岩が使われていた・・・が、1984年と2005年の2度に渡り、ベルン州からの分離独立を目指すジュラ勢力により盗まれ、現在のはレプリカ。
競技司会者は、今ではジュラ州出身の閣僚がいることだから、彼女に頼んで返還してもらえないかねえ、と言っていたがねえ。
午後には投げ場の周りに見学者がびっしり。
ちなみに今回の記録は20㎏部門が9.15m、40㎏ 5.06m、83.5㎏ 4.16mでした。
結果
https://esaf2025.ch/wp-content/uploads/2025/09/schlussrangliste-esaf-2025-steinstossen.pdf
RTSの記事から、石投げ競技について: