ESAFから早くも4週間。SRFの記事によると(ドイツ語ですが、写真が見られる)、木製の闘牛MUNI MAX像は解体され、隣州のAndermattに移築されるそう。
アリーナ(スタンド)に入れる人数5万6千人に対して来場者総数は45万人(3日間の総数だけど)。しかしアリーナ以外の広い会場へは無料で出入りできます。ESAF開催の経費はスポンサー、州(開催はLandsgemainde、住民参加の住民投票で決めた)、それに出店での飲食代などからまかなわれます。この飲食代、スイスの物価に照らし合わせても、さらにかなり割高でしたが皆さん水のようにビールを流し込み、ムシャムシャと食べていました。
最初の回で、3日間で見込まれるビール、ソーセージ、パンの総量~~と書きましたが、実は、出店でのメニューが非常に限られていて、パンとソーセージ、ハンバーガー、Alplermagronen、ポテトフライなどのお馴染み、いや、スイスを旅行していると飽き飽きしてくる類ばかり。しかも巨大なテント内のテーブル席はすぐ埋まるし。
リゾットを売ってた店が一軒あったくらいで何とピザも見かけず。スイスであれだけ見かけるケバブも無し。当然その他のエスニック料理も無し。伝統的スイス山岳地帯のメニュー(ハンバーガーは違うよな)ばかり。会場の端っこにあった、Vaud州のワイン醸造家力士クラブのテント(実は強い力士がいる)でようやくワインにありつけたが、あとはビール・ビール・ビール。
食べ物飲み物の持ち込みは自由なので、その気になれば一日遊んで、景品をかき集めて、夜は夜で無料の野外コンサート(結構、良いアーティストが出た。日本では知られてないけど)で踊り、コンサートが終わる23時以降は大テント内で、こちらはDJによる録音音源での音楽(大音量なので私は勘弁)で朝3時まで過ごすという手もあります。
こうしたイベント時には、山車や民族衣装、ブラスバンドなどのパレードがあるのですが、金曜日午後には駅から会場への道を練り歩いていました。あとは、日曜日午前中の式典では旗投げ、鐘鳴らし隊などの、これぞスイス的な伝統芸能が披露され、パブリックビューイングか、彼らがアリーナから出てきたときに見ることが出来ます。
写真は2025年8月末