スイス側からはマッターホルンが他から離れて目立つのだけど、イタリア側からはそれなりに他の山々に交じって見えるらしい。私は未見だけどPeakFinderのサイトから、イタリア側からの見え方を調べてみたら、そうかも。
厄介なことに、天気予報でツェルマットが晴れ晴れ晴れの時もマッターホルンには雲がかかってることも多いです。まるで頂が雲を引き付けてるかのように。ガイドブックやパンフレットに載ってる写真のようなバッチリな景色が必ず見られるわけでは全くありません。三日間居続けても姿をお隠しになってることだって大あり。
頂が見られなくても天気がまあまあなら歩けますが、雨に降られた日は!「寒村」から一足飛びに「大観光地」になったので、申し訳ない言い方になりますが、他の町にあるような、規模が小さいながらもそれなりに年月を経た風格のある家だとか装飾のある色とりどりの建物が連なる街並みだとか、文化的に心惹かれるようなものが、無い(個人の感想です。昔の家も残っていることは残ってるけど)。
私は先月スイス内某所で、旅行中見事にずーっと雨に降られましたが、狡猾(失礼!)な観光局が打ち出した区域内のロープウェーを含む交通機関無料、数々の民俗博物館無料、町内の店で本当に「ちょっとした」物品がもらえるという策略(3泊以上で受けられる特典)に見事にはまり、悪天候ながらも忙しく楽しみ、次回晴れたときにリベンジするぞ!と再訪を固く誓ったくらいです。
が、ツェルマットには残念ながらそうしたものはないし観光局のアプローチもない。以前ツェルマットの観光局サイトに「雨が降った時に出来ること」と幾つか挙げられてましたが、やはり皆さん途方にくれるんだと思う。ツェルマット博物館では高峰に挑んだアルピニストなどについての展示があるそうですが、私は未訪。