Splugenpass、峠から北上します。
峠周辺。イタリアの国旗が見えます。
標高2114m Montesplugaから約3㎞、1時間ちょっとの道のりでした。ここからSplugenまで2時間15分との表示。
ハイキング道から西に少し離れた車道に出てみました。Militarisch Belegungの表示:軍用地でもあります。
国境なので、車道にはそれ用の建物。以前は税関や検問がありました。バス停がありますが、これらの建物以外は何もないので、歩き始めるならここからではなくMontesplugaからをお勧めします。
峠が開通しているかどうかの看板。Offenとあって通行可。冬期は閉鎖されていて、特にバスの運行は6月中旬から10月後半までのみです。
美しい!スイスのアルプス越えの峠道の中でも、ここまで昔の道が保存されているところは珍しいそうです。
向こうに見えるまっすぐな石壁。画面の中央を水平にある灰色の小さい(小さく見える)石積みの壁。
地図でいうとSplügabergのgの文字から分岐する赤の線。この線が薄黄色の太線(現在の車道)に合流し、車道沿いを通ってますよね。
現在の車道に並行してある赤色の線は雪崩対策のトンネル(回廊)Splugengalerie。312m長で1843年に開通、資金を出したのはオーストリア。1950年代までトンネルとして使われていました。今でも反対側まで歩けて(車は入れない)、中は説明展示スペースにもなっています。トンネルを抜けた先にはバス停があって(この地図では印を抜きました)、以前はBerghausとあるところがレストランでしたが今は閉店。再開する時が来るのや否や。
左側の奥に見えるトンネルの入り口が現在では徒歩専用のトンネル。
しばらく行った先に、このようにGalerie(トンネル)への分岐表示もありますが、私は寄ってません。
2006~2011年に連邦政府とグラウビュンデン州共同の補修工事を終え、2011年のVia Splugaハイキング道10周年記念とトンネル補修工事を祝いました。
mule道。
横にはおなじみの蛇行する車道。
そして牛。
歩行と写真は2013年8月末
Splügengalerieについて連邦政府のサイトから:https://www.ivs.admin.ch/fr/documentation/exemples-de-remises-en-etat/grisons/spluegen-galerie-du-col
グラウビュンデン州の公式観光サイトからSplügengalerieトンネル建設時の資料PDFパンフレット