さて、11月4日17時よりVaud州ではレストランやカフェが閉鎖(新型コロナウィルス感染の危機的状況の故)されているわけですが、それ以前の10月末に歩きに行った記録です。レマン湖の西、Rhône(ローヌ)川が流れ込むところ、流域は広く平坦、両側には山。この川がVaudとVallaisの2州の境界にもなっています。今回はAigleからOllon、St-Triphon、Collombeyと歩きました。
AigleからOllonはVia Francigenaというロングトレイルの一部でもあります。
Aigleの旧市街を抜けた先にあるAigle城は現在はワインラベルの博物館にもなっています。
ローヌ川の東側の斜面はブドウ畑が延々続いています。ブドウ畑の周辺には良い(高そうな)レストランもありますね。
どんどん上って行ってループ状になっている線路を横断。Verchiezの駅(無人)。AigleはCFFの駅のすぐ隣にTPC(Transport Publics du Chablais) のホームがあり、Leysinなど複数の行先へ出ています。これはDiableretsへの路線の途中。
Aigleの標高が400mで550mくらいの尾根道を歩いてます。下に見える小高い丘はSt-Triphon。これらの丘は氷河の作用によって形成されました。
10月末の落葉が積もった道。
下にOllonの町。
Ollonに向かって下りていきます。ここもやはりワインの産地。古くて趣のある建物が沢山ありました。
Ollon駅から線路沿いをしばらく歩き、標識がなかったけど左に折れてSt-Triphonへ。
La Condemineあたりの牧草地。ここに来る手前の車道を牛の群れが横断していた(車は静かに待つ。牛には勝てない)。そこまで田舎ではないところなのでびっくり。久々の光景だった。この夏は遠出をしなかったからなあ。
St-Triphonもまた趣のある集落だった。小学校。今も学校として使われているのか不明。
St-Triphonへの行き方:AigleからTPCのChampery行きに乗るとSt-Triphon-Villageという駅がありますが、ここは町から北に少し距離があります(歩けます)。AigleからVilly行きのバスが町中心を通ります。St-Triphonには中世時代には既に知られていた採石場があり、Lausanneの大聖堂内の仕切りもここの石。サヴォア家を通じてパリにも石の見本が送られたとか。
もう一つの名所が塔。写真の奥に見えてます。ローヌ川沿いは大昔から交通の要所で、この塔は重要な見張り塔だった。起源は13世紀だそうで、眺めが良いはずだが今回はパス。他には植物園もあるらしい。
St-Triphonからまっすぐ西にRhone川に突き当たるまで歩く。川に沿って鉄路、高速道路。そして川の西側は工業地帯でもあります。スイスのイメージと違う?イメージ壊してすみません。
まずは線路。奥にちょっと見えるのはレマン湖北側の斜面のてっぺん。
さらに、右端には高速道路。高速道路はくぐります。
Rhone川沿い。奥に見えるがPont (橋)du Rhone。川の向こう側はVallais州。
ヤドリギ。寄生された側の木がだいぶ弱っていた。
橋を渡り、交通量がものすごく多いところをCollombeyまで歩く。冬小麦の畑。左側の奥に小さく見える三角のピークはLe CatogneでVeveyの湖畔で中央に見えるのはこの山。標高2500mでOrsieresの西にあり、見えると嬉しくなる綺麗な三角錐。
AigleからのTPCはSt-Triphon-Village、Ollon、Collombey、Montheyとつなぎ、Montheyからは標高をどんどん上げて終点のChamperyは1000m超の山岳リゾートでもある。
写真と歩行は2020年10月末