Finhaut(1224m)からダム湖Emosson(1932m)まで歩きます。「Sentier du Balcon du Mont-Blanc(モンブランの見晴らし台)」の名がついたコースで、赤の丸がついた緑線・8㎞、アップが800mで3時間15分とあります。前回までが歩き易い旧馬車道だったのに対し、危ない感じはないものの、岩がゴロゴロする道も多くしっかりした靴底の靴推奨。
まずはFinhautから大回り。
今回の目的地Emosson湖は左手の山の左奥ですが、まずは駅から右手への上り坂へ。
こちらはBristolホテル(現役)。Finhautには第一次世界大戦前夜までに30軒余りの外国人観光客用のホテルが建てられ賑わっていました。そして第一次世界大戦で国外からの観光客が激減すると、これらホテルは大戦での捕虜の長期収容所となりました。スイスは戦争には参戦してませんが、敵対する国々に挟まれた中立国として色々ありました。というような解説パネルがFinhautの通りに掲示されてます。
町を抜け、
石積み壁で区切られた草地には牛。
角があったので闘牛用か。草地はこの後すぐに途切れ、森の中に入ります。昔と異なり今はこの周辺ではそれほど放牧は行われていないようにも思われます。
遠くにMarécottesの町が見えます(池が見える)。この右下には前回歩いたTrétienからFinhautまでのジグザグ道があるはず。
Tete de la Boffa(1460m)の辺りまでは緩やかな登り。ここでSalvan方向に続ける道と、今回のEmossonに上って行く道に分かれます。
ここからどんどん登ります。森から出て明るいけど暑い。雪崩からFinhautの町を守る役割のある森。
南側。右手方向に馬車道や鉄道が目指したシャモニー。Martignyからは、Salvan経由の馬車道や鉄道以外にもシャモニーを目指す経路が複数あり、左奥のForclaz峠を経由する道もその一つ。
山頂からの雪解け水?の流れを越え、
せっせと登ると
頂が白く光る山々が迎えてくれます(遠くに)
6月下旬の山を彩り、疲れを少し癒してくれるのは
アルペンローズ
真っ白い塊のモンブランは雲と溶け合ってます。
Sentier du Balcon du Mont-Blanc:
https://schweizmobil.ch/en/hiking-in-switzerland/route-218