大都市ジュネーブにある墓地を観に行った。町の中心から西。
Saint-Georges墓地の正門前。12月末、霧で空が重く真っ白です。冬の日常ですのでビビらずに。
門から道を挟んだところには石材店。墓石扱ってます。ちなみに少し離れたところには、墓仕舞いをした後の使われなくなった墓石が積みあがっていた。
門のすぐ隣には花屋。お墓参りにはやはり花。
クリスマス直後だったので、そんな感じの花たちです。
もうお気づきでしょうか、手向けるのは切り花ではなく鉢植え植物が基本です。墓には切り花を生ける水差しの類は無いです。
門を入ってすぐの所には亡骸が安置されたり、お葬式が執り行われる大きな建物、教会堂もありますが写真撮ってないです。
1883年につくられたジュネーブで最も大きい墓。22.8ヘクタールで23000基の墓。
冬なので重苦しい空ですが、それでも芝生は青く手入れされていて、一年を通して普通に散歩できる場所です。
Carl Vogt(1817~1895)は科学者でダーウィンの進化論の擁護者。私は通りの名で憶えていた。
お、これはFerdinand Hodler(1853~1918)
日本ではそれほど知られていないかもしれないですが、スイスでは国民的画家でスイスの国会議事堂などにも絵が描かれています。
Prince Alexix Karageorgevitch(1859~1920)
セルビア王国の王位請求者だそうで、彼のお父さんも息子も同じ名を継承しているみたい・・・
前回も出てきたコインロッカーが並んだかのような、箱式のお墓。扉の前にスペースがあってちゃんと花を供えられるようになっています。この近くに、写真は撮ってないですがJardin des souvenirs(思い出の庭=共同墓地)もありました。
墓の形態は色々ありますが、よくあるタイプ。裏側から撮っています。
この平面に文字を掘り、お花やロウソクなどを飾る。
表面を石材で覆わずに、植え込みにすることも。冬なので花ではなく、これはエリカの植え込み。墓の飾り付けはそれぞれ相当自由。
Saint-Georges墓地、有名人の墓の位置を示す地図はなかったが、入り口付近にあった名前一覧から墓の位置を見つけることは出来る。1873年には墓地内にジュネーブで初めての火葬場設置(ものすごく大きな建物)。そして墓地内の掲示で知ったのだが、ジュネーブ州では葬儀社が公営で葬儀にかかる費用が無料!らしい。それはすごい!ジュネーブに住むにはお金がかかるけど。
写真は2024年12月下旬