今回はSierre(シェール)の街歩き。
11月中旬。抜けるような青い空。この時期、他の平野部ではうっとおしい霧の中であることも多いのに、流石Valais州です。
Sierre駅からまずは東方向に歩きます。
17世紀に建てられホテルとして使われた後、現在は市役所。
北側にはブドウ畑が広がる斜面。日曜日の朝10時、ガラガラな街中でした。
駅前には黄色のハイキングの地名・方向表示板が控えめにあります。しかし、Web上のハイキング地図では黄色の線でハイキング道が描かれているのにかかわらず、街中ではいつもの黄色菱形マークはほぼ無し!全くないと言っても過言でないくらい見当たらない!足の向くまま適当に歩いても構いませんが、ここを歩きたい、という場所がある方にはスマホアプリSuisse Mobileを推奨。
スイスに長く住む人でもSierreをゆっくり街歩きした人は少数派な気がします。お隣のSionに比べるとこれと言った名所も聞かず地味と言ったら失礼ですが、地図を眺めていたら歩きたくなった(その理由は後述)。
右の建物はChateau des Vidomes。シャトー(城)と言っても観光名所になってるフランスの古城などとは規模が違うけど。15世紀に建てられたSierre最古の建物でSierreの繁栄の幕開け時の建造。現在は私有建物で一般への開放はないですが、今後公共の場所となるべく改装中だそうです。Sionのように観光客で賑わっているわけでなく、でも何となく味わいのある建物が!ハイキング指定道(地図の黄色オレンジ線)はうまく素敵な場所をつないでくれてるのですが、如何せん現地での表示が皆無なのが残念。駅前に観光案内所はあるし、駅にトイレもあるんですがね。
こちらはMaison de Courtenでリルケ記念館、Fondation Rilkeが入っています。Rainer Maria Rilkeは1875年にプラハで生まれ、ヨーロッパ中を移動した後、1926年にモントルーの北にあるValMontの病院で生涯を閉じますが、1919年からはスイスのあちこち、Sierreの北にあるChateau de Muzotに特に長く滞在していました。記念館は月曜日を除く14~18時に開館。
歩行と写真は2024年11月中旬
Sierre観光サイト:
https://www.sierretourisme.ch/en/
そのサイト内にある、Sierreの建造物:
https://www.sierretourisme.ch/en/Z17809/group?location=
Sierreのサイト: