Jougnena (2)廃線跡を歩く

Sentier de la Jougnenaを歩きましょう。左端にVallorbe鉄道駅。駅から南東の町中心、Orbe川にかかる橋(赤矢印)から教会を目指してどんどん上り、

左側にこの建物。塔のあるこの建物は学校。

線路を越え、

市街地がすっかり下に。

そしてこちらはVallorbeの南

Vallorbe(左端)から南東側に広がる谷と丘。Lausanne(ローザンヌ)から電車で来ると、地図右下のRomainmotier、Bretonnierと北上してきた鉄道はOrbe渓谷にぶつかると、渓谷に沿うように進路を変え、渓谷の上を東から西へ。Vallorbeの一つ前の駅Le Dayで線路はVallorbe方向とLe Brassus方向へ分岐します。終点のBrassus周辺では時計産業の町が続きます。

Vallorbe郊外から出ると、牧草地帯。さて、今歩いているのは片側が少し下がっている、真っすぐに伸びる草の道

左側(西側)に見えるのはMont d’Or(1406m)の稜線。

今歩いているのは赤丸が付いた緑の太線、その左側の方です。Vallorbeから昔あった鉄道の線路跡!

前回、鉄道トンネルMont d’Orについて述べましたが、トンネルは名に反してMont d’Orの山の下ではなく、山の西側に広がる平地に掘られています。平地と言っても高度が1300m前後ある!平地じゃなくて平らな高台ですね。Mont d’Orの最高標高が1461mだから、Mont d’Orの稜線から西側にかけてずっと高いのか。これは今度Mont d’Orに登って眺めてみるしかないな。稜線の東側は立派な崖。トンネルの南側の入り口の標高は817mでその北側は急斜面。やはりトンネルは必要でしたね。

今度は完全に真っすぐに伸びる盛り土の上を歩きます。

この辺りは名前の付いたハイキング道(緑の太線)がいくつもありますが、我々が歩いているのは真ん中の緑線。Vallorbeから真っすぐに伸びるハイキング道、

よく見ると緩やかに弧を描く、破線で表された小道の両側には盛り土の表記がずーっとあり、

横には車道も見えますが、

そう、歩いている小道にはその昔、鉄道の線路がありました。廃線ウォークです。

線路の跡(跡としては何もない)は森の中に入ってからも続きます。Vallorbeからフランスに入ったJougneーPontarlierまで鉄道が続いていました。

歩行と写真は2024年8月中旬

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