スイスの鉄道路線密度は相当なものですが、更に密集しているのがBouveretにあるSwiss Vapeur Parc、スイス蒸気機関車遊園地。St-Gingolphのお隣、ローヌ川の河口の町。
園内に山と湖、スイス西部の有名建造物を設え、4か所の駅で乗り降りできます。
中心にあるChablais-City駅。主にスイスを走る色々な機関車と客車のうち、これはBLSですね。
この駅舎内は中央管制塔になっていて、中にはスイスの駅でよく見る発車お知らせ画面。
乗ればとにかく楽しい!走っているのを見てるのも楽しい!家族連れで賑わってますが、大人だけで乗っても十分、いや、子供以上に興奮します。
これでもかというくらい、線路が立体的に交差しています。
線路に加えて歩道もパッチリあるので、走ってる列車を見ながら歩き回れます。
水辺を渡る線路も。
歩道と踏切の遮断機、これは通常サイズ。その背後の建物はミニチュアサイズ。丘のてっぺんにあるのはLeysin(レザン)の山のてっぺんにある回転レストラン、のミニチュア。
Aigle(エーグル)の城。実物の城はブドウ畑の中、ここのも周りにブドウの樹の植え込み。
城の大きさに比べるとブドウの葉が大きいわけですが、でも樹高を抑えるように手入れされてますね。専属の庭師がついてるそうです。
歩道脇の岩、じゃなくて石。
園内の訪問人数にもよりますが、人が多い時などは本当に次から次へと列車が走ってきます。
これを管理しているのは、線路上に小さくある黄色の「装置」で、どの列車が今どこを走行しているか、次のをいつ発車させるかなどの列車の通行指令はコンピューターで管理して、スムーズに走行できるようになっています。
元々は放置されたサッカー場の跡地が、今では山あり川ありに整地されています。
園の端は山地帯になっていて、そうなれば山岳列車が走ります。ここだけは独立した周遊線路。
機関車+オープンタイプの客車に加えて、こうした中に入れる客車、オリジナルを忠実にミニチュア化した客車もあります。
短いけれど山岳部分を走る線路では歯車付きの機関車。
最初の方に掲載した園内地図の左下部分は新規整備中部分で、将来的には機関車の格納展示庫が出来る予定。
2022年の時点で線路が拡張されていました。
訪れたのは天気の良い土曜日。午後から激混みでした。ゆっくり楽しみたいのなら午前中から行った方が良いかもしれません。拡張して少しゆったりできるのならいいな。
2024年7月に縁の外から見た限り、拡張部分の完成まではもう少しかかりそうです。今回の写真では蒸気機関車の写真はほとんどありませんが、次回には格納庫での蒸気機関車をたっぷり。
写真と訪問は2022年9月
Swiss Vapeur Park公式サイト: