St-Gingolph(上)フランスとスイスに跨る町

ジュネーブからレマン湖畔の南側を東に移動するとフランスとスイスの国境(赤の矢印がある所から縦方向に伸びる薄紫の太線)があります。

薄紫の太い線は国境線、細いのはスイス内での州の境

Saint-Gingolph(サン・ジャンゴルフ)は国境線が町の真ん中を通っていて、

同じ名の町がフランス側とスイス側に分かれています。

スイス側のSt-Gingolphへのアクセスは、CGNの船でVevey、Montreux、Villeneuve、Bouveretなどを経由する便と鉄道。

船着き場。

切符は船内に入ってから買えます。

港から上方にCFFの鉄道駅。今のところ終点。ここからバスか列車でBouveret、Montheyを経由してSt-Maurice、さらにはSionを経由してBrigまで延びているRegionAlpsの路線。その昔はTonkin(トンカン)鉄道の愛称がありました

港(船着き場があるだけだけど)の上には車の交通が多い州道、ここのDouane(国境税関)には今でも係の人が常駐していて、時折車のトランクをチェックしているらしい(大体はフランスから安い食料品日用品を限度を超えてスイスに持ち込まないかどうか)。歩いて越える分にはまず何も言われないとは思うものの、やはり少し緊張します。そういうわけで写真なし。画面中央から右に向かってあるのがMorge川。

この川が国境線。

船着き場のすぐそばにはレストラン&ホテル(テラスに大勢人が居たので写真撮らず)。建物の横を川に向かって歩いて行き、

川にかかる橋を渡ります。

川の上、橋の上、国境線の上。

スイス側を振り返ったところ。左手の奥にBouveretの町。背後の山との間をずーっと行くとSt-Maurice

橋を渡り終わると、フランス側にもすぐにレストラン。ちなみにSt-GingolphというとFilets de Percheをはじめとする魚料理を何故だか皆さん食べたくなるようで、目の前の湖で獲れた魚かどうかは定かではないのに、何故か「名物」扱い。だもんで、フランス側に入って最初のこのレストラン、本来はクレープ屋なのにFilets de Percheがメニューにある。そして多くの人が注文している。値段はフランス側に入るとモノによってはグンと下がる。その割には手前のスイス側のレストランにもたんまり人がいるのは何故なんだ?左側に観光案内所。バス停に見える屋根付き建造物は自転車とハイカーのロングトレイルの起点の何か。

ここからはフランスのハイキング道表示板。GR5というロングトレイルが通っています。フランスのロングトレイルは宿から宿まで根性で歩き続けるしかない、ので大きなリュックを背負ったハイカーを時折見かけます。

再びスイス側に戻り、船着き場から上へ、車道(州道)を渡って見上げると、線路の跡。1998年まではTonkin鉄道はSt-GingolphからフランスのEvian-les-Bains(エヴィアン  レ バン)まで続いていました。

鉄道再建工事の予定はあります。なんたってフランスなので遅れるとは思うけど、再開開通してEvianまでの17㎞がつながったらレマン湖が鉄道で一周できるのだがな。Evian-les-Bainsとジュネーブの間は2019年にレマンエクスプレスが開通したからもう少し!

地図で見ると線路跡はEvian-les-Bainsまで残っているようですね。Hors de service(使用されていない)とあるけど。さて、画面に映ってる、上ってきた舗装とはスイス側ですが、この道路のほんのちょっと西側に国境線があります。

画面の中ほどに立ってる印、

FRONTIERE(国境)とあります。

二つの国をつなぐ経路は湖畔近辺では3本あり、港から湖畔をレストランの横を通って川にかかる通路を渡る経路、その上に州道、その少し上に歩き専用の橋があり、これは次回。

州道の国境には上記の追う名金属製の印が道路面に埋め込まれているはずだけど、発見できず。湖畔の橋は数年位前に新しくなった気がするので、その時に印が無くなったのか???画面は下記サイトからお借りしました。

https://histoiredebornes.ch/bornes/carte/227

写真と歩行は2024年7月中旬及び2015~2024年の様々な時期の写真が混じっています。

St-Gingolphのサイト:

https://www.st-gingolph.com/

https://st-gingolph.ch/

エヴィアン近辺の観光サイト:

https://www.paysdevian-valleedabondance.com/?lang=en

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