交通量の多い車道を離れたのはバス停わずか1つ分だけ、Burier(地図左端の赤枠バス停)からMaladaireの間だけで再び車道に戻ります。やっと車道歩きから解放されたかと思っただけに、ここからがまた長く感じる。湖畔から上ってきたので右側(湖側)の歩道を歩いていると、途中一部歩道が切れている。Maladaireバス停すぐに信号機付きの横断歩道があるので、心配な方は反対側に渡ってください。そちら側は歩道が切れ目なくあります。まあ、信号機無しの横断歩道でも、渡りますアピールで車は止まってくれるはずですが、慣れないと怖いですよね。
Maladaireのバス停から2つ目、
左側に大きな病院が出てきたところで、ようやく湖畔に下りれます。この車道から湖畔に下りてくところ、左手に公衆トイレあります。
湖畔から、Vevey方向を眺めると岸近くに小さな島が見えます。
Île de Salagnon。5つあるレマン湖に浮かぶ島のうち、人が在住している唯一の島。近年は30人ほどの集まりに貸し出しもしているそうです。
Montreux(モントルー)とその先。
クリーム色の巨大な建物(地図ではSTEPとある)の脇にも公衆トイレあり。湖畔歩きの便利なのはトイレが比較的頻繁に出てくるところ。
現在はMontreuxに属した形になっていますが、今歩いているのはClarens(クララン)。18世紀に前出のルソーが著した「Julie ou la Nouvelle Héloïse」はClarensをはじめとするレマン湖周辺を舞台にしており、このベストセラーに影響されてClarensは一大観光地になりました。滞在した多くの著名人の一人、トルストイは1857年春から2か月間滞在。
丘の上にぴょこんと出ている頂、
左端の目立っているのがDent de Jaman(1759m)。右側、大きな山塊の一番高い頂がRochers de Naye(2042m)。MontreuxからはCFFの他にMOBの2路線が出ていますが、Rochers de Nayeはそのうちの1路線MGN(MontreuxーGlionーRochers de Naye)の終点(頂上までは駅から少し登る)。Dent de Jamanも同じ路線の途中駅から少し上った所。Jamanは違う角度からもほぼ同じ形で見えますが、Rochers de Nayeの方は場所によって頂の見え方が変わります。細い鉄塔がかすかに見えるので分かるかも。
モントルー・ジャズフェスティバルが開催される2m2cの建物(中にストラビンスキーホールとマイルスデイビスホールが入ってる)はこの夏から改修工事に入り、数年間は閉鎖されている予定。
マイルス像と埋め込まれたトランペット。
ストラビンスキーの像もあります。2体とも、どうしても逆光になるのよね。
ストラビンスキーは1910~1915年にかけて夏の間Clarensに滞在。1913年にはClarensで「春の祭典」を作曲。他にもClarensではチャイコフスキーが1878年にバイオリン協奏曲を作曲。
ちなみにモントルーでホテルに泊まると宿泊料金とは別に観光税が1人1泊7フラン!スイスでも最も高額ですが、そのうちの3フランは2m2cの改修費用に充てられるそうな。
写真と歩行は2023年9月の下旬(2回の別日のを合わせてあります)
Montreux-Riviera tourisme(モントルー・リヴィエラ観光協会)
https://www.montreuxriviera.com/en/