ネスレの本社見学の続き。
見学したオフィス部分はほんの一部ですが、個人机はなく、誰でも自由に使える形式でした。
Henri Nestléによる会社の設立が1873年。最初の本社建物(1913~1917)はVeveyから少し東にあり、1985年からAlimentarium(食物博物館)として使われています。次の建物はVeveyの旧市街の東端にある高級ホテルGrand Hotel du Lacにありました。
現在の本社屋を設計したJean TschumiはLe Corbusierに影響を受けた建築家。
南側の建物からの眺め。後ろの斜面はブドウ畑。1月の写真なのでどんより曇り空。左側に見える低い小さいのが円状の一番新しい建物で社員食堂&調理場。食堂は残念ながら社員のみが対象。
食堂建物は渡り廊下で本社屋と繋がっています。
NestléがVeveyに本拠を構えた理由は、粉ミルク製造に必要な牛乳がふんだんに手に入る環境だったから。
現在のVeveyの市街地やNestléの周辺の状況からはほとんど想像できないですけど牛が周囲一帯で飼われてたのでしょうね。
社員食堂もやはり湖畔すぐのところにあります。さて2023年1月の見学時の写真はここまでですが、
建物はブドウ畑の中を歩いている時も下に見えるし、車道沿いからも見えます。
円形のレストランも。
さてネスレ本社と湖の間には小道があり、高い生垣があるので中は見えませんが普通に歩けます。
そしてこの小道の北端に行った先で見える景色、向かいに見える湖畔の建物の一つがLe Corbusier(ル・コルビュジエ)が建てた小さな家La Villa ”Le Lac”。(次回)
写真は2023年1月と8月