Via Francigena (40) Lavaux(ラヴォー)で地元ワインを飲む 

Lavauxを歩いて、ワインが飲みたくなった場合ーーー 2017年にもこのテーマで書いており、前回と同じことも書きますが、(ちょっと)付け加えてることもあります。

Dégustation(試飲) vente(販売)

手軽に飲める場所としては域内のレストラン。旅の途中なら、一度くらいは外食する機会がありますよね。食事をしたついででもいいし、レストランでも飲み物だけ頼むことも出来ます。というより、レストランの多くではお昼や夜の御飯時以外は飲み物しか出てこないって事情もあり。

70番の道ではなくCullyからもっと上の道を歩いてもワイン蔵が並ぶ集落に出ます(Epesses)

ワイン蔵を直接訪ねて飲みたい・買いたい、と思うのは人情ですが、なかなか難しい(過去記事 ワイン農家に直接買いに行った話)。

どうしてもというなら、Lavauxのサイト内では「その日にワインが飲める「Dégustation」(かもしれない)場所」を検索できます:

https://en.lavaux-unesco.ch/degustation

ここ、道幅が相当狭いのに、週末は特に車の往来が多いです(眺めいいので)

ただし、ここに出てきたリストの中から、自分でコンタクトを取ってアポを取る必要があります!ワイン蔵のサイトに載っている営業時間、時間内に行けば必ず開いているとは限りません。書かれている営業時間が長い場合は電話などでアポイントを取ってからが確実です。家族経営など少人数で運営している蔵では、毎日、長時間店番を置いておく人的余裕はありません。土曜の午前中だけとか、一日に2時間程度の時間が載ってる場合ならばアポなしで行っても開いてる可能性が大きいですが。また知らない場所の店構えでない閉まっている扉でピンポン押して声掛けるのは難易度高いです。アポ取って個人的に時間を割いてもらったならワインの購入は必須、礼儀だと感じるし。

それは面倒という方には、Vinorama(ほぼ年中無休)11Terresなど地域の複数の蔵のワインを取り揃えて、飲める施設はありがたい存在です。試飲と言っても有料ですが、観光客対応で英語のリストもある可能性大です。同様に「Caveau」もあります。Caveauとは場所によっては地下蔵や納骨堂という意味ですが、ワイン生産地帯で見たら複数の蔵のワインを扱っている場所のことです。ワインと一緒に食事ができる場所もあり、販売のみの場所、様々です。私がValais州で訪問した時の記事がいくつかありますが、LavauxでもいくつものCaveauがあります。どのような形態の店なのか、つまりワインがメインなのか、料理が主体なのか、観光客か、地元民が多いのか、雰囲気などについては、HPから見極める必要があります。また多くのCaveauxが週の後半や週末の17時以降の開店で、まあ飲兵衛相手じゃそうなりますよね。

地域や州の観光サイトがLavaux内のCaveauxをリストアップしています:

http://www.vignerons-lavaux.ch/N617/caveaux.html

https://www.b-e-l.ch/fr/d%C3%A9couvrir/caveaux

https://la-bel.ch/19-vignerons-et-caveaux-de-bourg-en-lavaux

https://www.myvaud.ch/en/Z14463/wine-cellars?

またLavauxでは年に一度、参加者が域内の公共交通機関無料で蔵を回って自由に試飲できる日「Cave ouverte」があります。ただし参加費2023年は大幅値上げで40フラン。5月後半から6月前半の週末。この日はほろ酔いの人がうじゃうじゃ歩いていますし、電車にも乗ってくる。

Caveaux de Corseaux ここは販売のみだった気がする

最後に、Grandvauxの駅から下りた所にあるSt-Amourでは特定の曜日の限られた時間のみですがしっかり「営業」しており予約なしでも訪問でき、素晴らしいのは建物の前のテラスでワインが飲めます。普通にワイン一杯をお金出して飲むのですが、抜群の眺めのテラスです。ブドウの樹がすぐそこまで迫っています。ワインの作り手の方と接して情熱を感じられたのを今でも覚えています。ここではLavauxに加えてCôteというLausanneのずっと西側のブドウ畑、二つの場所のワインを扱っています。良くある話で、というのもワイン農家の跡取り息子と跡取り娘がワイン醸造学校での研修中に恋に落ちるとそうなるのです。

情報等は2023年8月に執筆した時点の調査なのでその後どんどん変更される可能性大です

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