RomainmotierからLa Sarrazまでは2時間ほど。
教会の前を通る車道を上って行き、
ほどなくしてRomainmotierの集落を見下ろし、
町の端に駐車場があるので、駐車場の端から左に上ってく土の道を上ります。駐車場の所でハイキング道が分岐しており、そのまま車道を直進してEnvyという集落を抜けると前回のLa Prazを経由してL’Isleへと歩けます。
Via Francigenaハイキング道は森の中を通ります。
普通の森、森の中なので絶景が広がってるというわけではないですが、この石の敷き詰められ方は「古道」の証。
道標もあったし。
NatuRando39番の道の標識がありました。NatuRandoって何ぞや?と思ったら、La Chambre des Bois de l’Ouest Vaudois (CBOVd),、Vaud州西部の森林について啓蒙活動を行っている団体で、いくつかモデルコースを設定しています。(https://www.cbovd.ch/index.php/naturando2)
Nozon川に向かって下りていきます。Nozon川はCroyからRomainmotierへ歩いた際、共同洗濯場があった川。
下りる途中に「Four à chaux」の立て札。2022年に行った時には立て札はあったものの、Four(窯)跡は見つからず。すごく真剣に探したわけじゃないので見落としたのかもしれません。
ということで、ここからの写真は2013年4月のもの。山肌に窯跡が隠れていました。
中に入れるようになっていて、昔の窯が保存されてました。
Chauxとは石灰のことでFour à chauxは石灰窯。ここには石灰岩、木(燃料にする)、水の全てが揃っていた場所なんだそうで、19世紀までは現役だったそう。
実際の窯の跡。ここまでの写真は2013年。この一帯には他にも昔の製鉄窯跡、建築材に使う黄色の石(岩)を切り出した跡などがあり、Croy、Romainmotierからの一周路コースになってます。
http://visite.ferreyres.ch/08/depl-sentier-patrimoine.pdf
11月には落ち葉の森ですが、4月には小さな花が顔を出し、
なんてことのない森の通り抜けに文字通り花を添えます。
歩行と写真は2013年4月下旬と2022年11月中旬