2013年に初めてRomainmotierに着いた時は夕方で、教会をササっと見てからバスで帰りました。当時、地図右上のRomainmotierから下端のL’Isleまでバスが通っていて、L’Isleからバスを乗り換えてCossonayの駅、そこから鉄道で帰宅。RomainmotierからL’Isleまでちょっとだけ高台を走るバスから、眼下に広がる夕刻の畑作地帯の印象が素晴らしく、翌年再び乗りに行ったほど。ところが!当時も乗客は数えるほどだったので仕方ないとも言えますが、2023年現在はRomainmotierからのバスはLa Praz止まり。La PrazとMont-la-Ville間はバス空白地帯・・・歩くのも好きだけどバスでボーっとするのも大好きなので残念。
バスからの景色が良いところは歩いても良し。L’IsleからRomainmotierまでMont-la-Ville経由で歩いてみましょう。
L’IsleからRomainmotierまでは2時間50分。L’Isleからはまた、北西方向のJura山地の峠Col du Mollendruzへ上る道もあります。
L’IsleはCossonayの市内などからのバス便に加え、鉄道駅Morgesから私鉄でも来られます。たしか駅に公共トイレがあり(だいぶ前の記憶)、また町中にレストラン、飲食スペースのあるパン&ケーキ屋があります。
更に、Venoge川の源流が歩いてちょっとの所にあります(源流ファンへ)。
L’Isle(標高660m)からMont-la-Ville(835m)へは緩やかな上り。
Mont-la-Villeに着いてからは、東側に広がる畑作地帯を遠くに眺めながらほぼ平坦な歩き。
地形は西側のJura山地から東にかけて傾斜しています。歩いている道の方が東に広がる畑作地帯より200m以上高所にあるので眺めがとても良いです。ずーっとこんな感じに続いています。
La Praz(町には入らず南側を歩く)に近づいたところでMoiryの町への分岐が。
Moiryと同方向にCromlech de la Praz、Pierre Pouilleuse、所要時間はそれぞれ10分と15分とあるので寄っていきます。
森の中に岩が点在しています。正直なところ、どちらがCromtechでどちらがPierre Pouilleuseだか定かではなかったのですが、、、地図で見ると2つはずいぶん離れているし最初に出てきたのがCromtechのはずだけど。
Cromtechは1~2m長の8つの岩が8角形を描くように配置されているストーンサークル、Pierre Pouilleuseは氷河の作用で運ばれた巨石がLa Praz、Moiry、Mont-la-Villeの3つの町の境界に集まっていて、人々(男女)が逢引する場所になっていた、という説明を後で知りました。
こんな感じに岩がゴロゴロしていました。
5月初め。黄色く見えるのは菜の花畑。
2023年現在のバス路線図。OrbeからAgiezの北側を通り、鉄道駅Bretonnieresを横切りRomainmotierまで来ました。次回はRomainmotierから南東方向、公共交通路空白地帯(ちょっとだけど)を通ってSt-Loup、地図外だけどSarrazに着きます。
RomainmotierからL’Isle方向へのバス路線が短縮されたのは残念だけど、まだまだ面白そうなバス路線はあります。OrbeからRomainmotierを経由して、ググっと地図では左側のVallorbe, Mont d’Osieresまで直通のバスもあるんですね。いつか乗ってみよう。いつか歩いてみよう。
歩行と写真は2017年5月初め
バスの路線、時刻表はこちらからも調べられます:
https://www.fahrplanfelder.ch/en/welcome.html
中央の空欄に例えば「Romainmotier」などのバス停名を入力すると、そこを通る路線の候補が表示されます。
Pierre PouilleuseとCromtechについて:
https://www.visinand.ch/Blocs_erratiques/Vaud/La_Praz-Cromlech/La_Praz-Cromlech.htm