Via Francigena(13)ローマ時代のモザイク遺跡 その2

前回からの続きです。

モザイク画が発見された経緯。ローマ帝国の衰退とともにUrbaの村も3~4世紀には消滅し、モザイクは長らく畑の中に埋もれていましたが、モザイク画がある部分だけ植物の生育が変!そもそもこの辺りにはローマ時代からの通り道でその時代の村があったことは分かっていたので、もしや?と19~20世紀にかけて発掘作業が行われて大発見!となったそうです。

この部屋のモザイク画のモチーフは、ビーナスなどのギリシャはん神話に出てくる神々や女神たち。

ああそうか、この時代はまだキリスト教が絵画や彫刻のモチーフじゃないのですね。

これなんか半人半獣のケンタウロス。

全ての部屋にモザイク画があったわけではないらしく、玄関や個室などの床を中心に装飾があったそうです。

さてこれは10年前に訪問した時に、最初の受付を兼ねた建物で読んだ記事なのですが、現在一般に公開されているモザイク画以外にも、見方によってはもっと派手なモザイクが2部屋分ある(埋まったまま)そうです(見たい!)。

予備発掘調査は行われたのですが、本格的に公開するにはそれ相当の保存作業、つまりかなりの額のお金が必要なので、また埋め戻したそうです。

Urbaのモザイク遺跡、アルプス以北では最大とも言われているそうです。

ちなみに見学できるのは2023年は5月初めから10月末まで。5月1日~6月30日は土日のみ、7月~9月は水~日、10月は土日。他に祝日。見学料大人一人10フラン。

あのですね、10年前はイースター(3月後半から4月前半)から10月末まで、それも土日だけでなく平日も開いてたんですよ。明らかに後退している。スイスに住む人に存在があまりにも知られていないことがひしひしと感じられる。色々ともったいないなあ、資金の問題にしたって商売(やり方)が下手なんじゃない???と思うのです。

もし機会がありましたら是非見学に行ってください。Orbeから歩いて行けます。ただね、一か所車がビュンビュン飛ばしてくる道路を渡らなければならなくて(信号ナシ)、それをよく覚えてます。お気をつけて。

モザイク遺跡Pro-urbaの公式HP(最新の開館時期や時間が載ってます)

https://www.pro-urba.ch/mosaiques

Yverdon-les-Bainsの観光サイトから

https://www.yverdonlesbainsregion.ch/en/P522/orbe-roman-mosaics

https://www.yverdonlesbainsregion.ch/en/Z5248/

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