スイスの朝ごはん Müsli

スイスのホテルの朝ごはん、ビュッフェ形式のことが多いですが、パン・ハム・チーズの他に、こんな一角があります。写真の場合、上の段にはヨーグルトが何種類か。下の段は左から果物を小さく切ったもの、牛乳、そして右端がMüsli(ミュズリ)。

本日のお題Müsli。よくブルーベリーやラズベリーなどのベリー類が入ってます。

フルーツポンチに加えて4つあるボウルのうち右下のがMüsliで他のがヨーグルトかな

別のホテル。こちらもフルーツポンチのようなカットフルーツにヨーグルト数種類にMüsli。

自分で果物、Müsli、ヨーグルトを盛りつけたところ。

日本を含めて他の国々でもオートミールなどを朝食に食べますが、スイス起源なのがBircher Müsli。1900年頃に医師Maximiliam Bircher-Benner氏(1867~1939)が自分の病院の患者に供したのが始まりです。果物、野菜、それに乳製品とオートミールなど砕いた穀物を合わせたもので、Bircher氏がハイキングの途中、山岳地帯の牛飼いの食事から着想を得ました。基本、加熱してない「生」もので、現在は医学的見地からは必ずしも推奨されてないようですが、スイス住民には今でも広く親しまれています。

別のホテル。Musliがあって、

Mus、Muesにはマッシュ、砕いたりピューレー状にするとの意味もあり、砕いた押し麦などの穀物類に牛乳、果汁、はちみつなどを加え、夜のうちに用意して一晩たっぷり浸かったものを翌朝食べます。人によっては更に果物、ヨーグルトをかけ、ナッツやカボチャやヒマワリなどの種を振りかけます。お通じに良いからと麻の実などを加える人もいます。

Musli,果物とヨーグルトと合わせたところ。

ホテルの朝食コーナーにはコーンフレークやグラノーラの類などもあり、こちらは同じ牛乳をかけるのでもサクサクとした歯ごたえが楽しめますが、Musliのあの離乳食のような触感は私はあまり好きではないのですが・・・店で売ってるMusliですが、押し麦だけの(安い)を買ってトッピングは自分好みにする人(あるいはほとんど何も加えない)もいるし、押し麦類に果物やナッツなどがあらかじめ加えられているもの(高い)を買う人もいて、それぞれですね。スーパーのMüsli関連コーナーは以前お話しした「米」の品ぞろえよりもさらに豊富です。

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