スイスの温泉(7)Bad Ragaz その効能と五つ星路線

私が今まで入ったスイスの温泉はどこもお湯が無色透明・無臭で日本の温泉に慣れた身としてはとても寂しい。温泉施設のサイトには温泉水に含まれる成分が載っているので「ただの」水ではないはずだけど。

Bad Ragazは以前はRagazという名だったのが、1937年以降、町の名にBad(温泉)を冠してます。スイスの東の端

スイスの健康保険は私企業運営で、基本設定の他に個々人がオプションをつける(どんどん値段が上がる)のだけど、プランによっては温泉療養に対し補助が出る。が、日帰りでは駄目で、一週間とかある程度の期間以上滞在し続けなければならないらしい。だから効果はあるのだろう。

左端にあるZürich(チューリッヒ)から東に行ってBad Ragaz。

確かに温泉地の中心には、町の規模には似つかわしくない大きさの病院があることが多い。日本の湯治場じゃないけれど、ノルディックウォーキング体験グループの姿もあったりして、ゆっくりして、ちょっと体動かして、湯につかって元気になろう的な場所であるらしい。

Bad RagazはSt-Gallen州。

その昔、JRの駅にある旅パンフレットで群馬の温泉特集だったっけかな?いろんな病気に効くけど「失恋には効きません」。それが翌年には「恋の痛みは癒せます」に代わってたのを今でも思い出す。あぁ 日本の温泉!!!

ライン川をはさんで向かいのMaienfeldはグラウビュンデン州。赤で囲んだ部分はリヒテンシュタインという独立国。首都はVaduz。

それに比べて???なスイスの温泉地ですが、高級路線の施設を見てみましょう。と言っても自分では行ったことないですが。まずは「Heidi ハイジ」でクララとクララのおばあさんがハイジの住む山小屋を訪れる前に長逗留したのがBad Ragaz。

Bad Ragazの南端にThermalbad温泉施設、そして「H」の印は病院クリニック。前回のLeukerbadにもありました。その隣はゴルフ場ですね

ハイジの作者Johanna Spyri(1827~1901)は1880年にこの地に滞在してHeidiを執筆。Bad Ragazの向かいの町がハイジのおじいさんが住むとされる山小屋があるMaienfeld。MaienfeldにはHeididorf(ハイジの村)というテーマパークみたいなものでしょうか、があります。

Bad Ragazには五つ星ホテル Resort Ragazがあります。

https://www.resortragaz.ch/en/

温泉はTamina峡谷から噴出するお湯。幸いに宿泊客以外も日帰りで利用できます。スイスの東端、St-Gallen州になります。温泉のみの利用はTamina Therme:

https://www.taminatherme.ch/en/

2時間でプールのみが平日32フラン/週末休日39フラン。超過1時間ごとに4フラン加算。一日券46フラン/53フラン。早朝から11時までは22/29フラン。プール&サウナは一日券のみで64/71フラン。サウナのみは2時間で36/43フラン。(2022年5月調べ)

Bad Ragazの公式観光サイト:

https://heidiland.com/de/informieren/regionen-orte/bad-ragaz.html

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