スイスの温泉(3)Leukerbad (前)51℃

Leukerbadの登場です。Leukerbad(Loèche-les-Bains)は標高1400m超。

鉄道駅。目の前の山塊の上に建造物が見えます。Stadtがある標高かな

鉄道駅LeukからはバスでLeuk Stadt、Leukの町。

駅前にあったブドウ畑の中を歩く道の看板。

Leuk Stadtは少し前まで連載していた「ブドウ畑の中を歩く道」の終着地です。Leukerbadはドイツ語名、フランス語名は Loèche-les-Bains。ここはValais/Wallis州のドイツ語圏、東側半分にあります。つまり、「ブドウ畑の中を歩く道」は途中で言語境界線を越えます。Leuk Stadtからバスは延々上って上ってLeukerbad、温泉が出てるところに着きます。去年書いたKanderstegの巻で、新旧のLotschberg鉄道トンネルの話をしました。新しくて長いほうはGampel-Stegの近くから出ていますが、古くて短いほうはGoppensteinから始まっています。

Kanderstegから南にGemmi峠、そこからロープウェーで下りたところがLeukerbad。ローマ帝国の勢力がこの先まで及んでいた時代から愛用されていたというお湯。

Leukerbadには3軒の宿泊客以外でも入れる温泉「Therme」があります。赤矢印がバスターミナルが入った建物&観光案内所で町の中心といえますが、そもそも町はとても小さいです。バスターミナルから南に下るとある大きな建物がLeukerbad Therme。そこから東(右)に WalliserAlpentherme。小さくて地図に名前が表記されていませんが、バスターミナルにほど近いところに「51℃」があります。3軒のとも中心地から徒歩5分程度。

1軒目は「51℃」。バスターミナルに最も近くて最も小さい。向かいの三叉路にある噴水は実は温泉湯(写真撮り忘れた)。夏場に通った時は気づかなかった(暑かったので)が冬には湯気が見えます。

この施設には庭といっていい面積の屋外緑地に膝くらいの深さの冷水槽(写真に写ってる長方形の)、その奥に直径3mくらいのジャグジー水槽、桶のような小さくて深い42℃のお湯、サウナ小屋が建ってます。写真を撮ったのは公道からですが、塀が低いので庭は丸見えです。奥のジャグジーは道からは見えにくいですが、ご覧のようにすぐ横の建物からは丸見えです。でも、誰も他人の水着姿には興味ないから(断言)!

建物内には小さいながらも室内プール、温度様々なサウナ、ハマムに長椅子部屋。ここの特徴は同一料金でプールとサウナ系統が利用できることです。というか小さいから分けられないですね。施設が小さいため、コロナ禍では一時に利用できる人数を制限していました。この先のことは分かりませんが利用の際には予約したほうが確実かもしれません。

ちなみに51℃というのは噴出しているお湯の温度で、Leukerbadのキーワード的な意味合いもあります。Leukの鉄道駅からバスに乗ると駅近くのロータリーを通り、そこに51℃と大書されたモニュメントがあります。

51℃:3時間で28CHF。この宿に限らずLeukerbadに宿泊するともらえるゲストカードでほんの少し割引が効く

https://therme51.ch/

Leukerbad観光サイト:https://www.leukerbad.ch/en/

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