前回に引き続きChamosonの一周ハイキング道・天まで続くブドウ畑 を歩いています。
Chamoson(St-Pierreも含む)のブドウ。赤はPinot noirと Gamayが約25%ずつ、SyrahとHumagne rougeが1割ずつ。白はJohannisberg5割、Fendant2割、Petite arvine1割。合計400ヘクタールでValaisでは最大面積。
秋になって葉が色づくころには、これらの異なる品種のブドウの葉が少しずつ違う色合いに染まり、パッチワークのように彩られることでしょう。
冬場はこのように茶色一色。なのに何故にこうして冬場にここを歩いているかというと、Valaisのブドウ畑地帯はスイスの他の多くの平野地帯が霧やモヤで真っ白に覆われている日でも高い確率で晴れているからです。
大抵のブドウ畑が日の良く当たるところにあるけれど、ここのは格別の晴天率。ブドウ畑地帯の中でも特に暑くて乾燥している地域なので夏場は相当熱い(暑い)けどね!
地図の右端から歩いてきて、分岐まで来ました。St-Pierre-de-Clagesからゆっくり歩いてここまで1時間くらい。
Chamosonの町中に入るか、Cime(頂)へと続くブドウ畑へと上っていくかの分かれ道。左側からかすかに斜めに見える石の階段を上がっていきます。
下方に見えるChamosonの町の標高が622m。石積みの壁の間の細い道をどんどん上っていきます。
ここからの部分だけは上りが急です。
一気に登って標高740mの舗装路を横切ったら、これ以降のきつい登りはなく、ほぼ平坦。細い石積み壁の際の道。
送水管が通ってます。Chamosonは降水量の少ないValaisのブドウ畑の中でも更に少ない雨量。
岩壁までギリギリのところまで開拓されたブドウ畑の際を歩いていますが、ここは山の上からの急流にも悩まされるところでもありました。時には大水、そうじゃない時には渇水。古くからの灌漑対策としてbisseと呼ばれる導水路からの水と送水管がブドウ畑を潤しています。
段々ブドウ畑から離れます。ブドウ畑を下りていく階段。
歩行と写真は2022年2月末
Chamosonの観光サイト:
一周ハイキング路Sentier du Cep à la cime:
https://www.chamoson.ch/fr/adresses/le-sentier-du-cep-a-la-cime-631/