家々が密集している丘の東半分に対し、西半分は草むした状態に、遠くからでも目立つ塔があります。Tour(塔)Bayartは1260年にサヴォア候によって建てられ高さ19m。町中にある矢印板が示す道を上っていきましょう(下の図の赤点線)。
登りきったところで小道は二手に分かれ、この先は道がとても細くなります。
塔へは右へ(地図上では左手のRuines du Chateauへ)、ブドウ畑とを隔てるフェンスに沿って進むと塔の下に出ます。
塔へは監視もなく無人で入場自由、てっぺんへは狭い螺旋階段が続きます。
降りるほうが昇るより大変なことを肝に銘じて上りましょう。
中には灯りの類は全くありませんが危ない箇所には手すりがあります。ゆっくり昇って降りる分には大丈夫ですがお気をつけて。
てっぺんからの眺めは良いです。全体的に枯草モードですがすぐ下の丘には城壁がわずかに残っているのが見え、ずっと先に見える建物は教会とBourg。
北側のブドウ畑の中に十字架と鳩のパネル、何やらモニュメント?らしきものが見え、右に視線を移すと大きな木と若干の木の茂みが見えます。次回お伝えする、世界で一番小さいブドウ畑、Vigne à Farinet、Farinetへのブドウ畑。
1枚前までは今年の1月末の写真でしたが、ここからの写真は去年の11月初めもの。最初の分岐を左側に行くと塔ですが、右へ小径は、道というよりは鎖ありの岩登り道になります。ほんの短い区間ですが、この道を通るなら下りよりも上りが断然おすすめです。登りきると、芝のある平地。
塔への距離感はこんな感じ。
城壁の跡
反対側の教会へ緩やかな小道を下ります。
Saillon観光公式サイト:https://www.saillon.ch/tourisme/home.aspx
写真と訪問は2014年2月下旬、2021年11月初めと2022年1月末。木々が紅葉しているのが11月の写真、落葉しているのが1月と2月の写真