Kandersteg滞在3日目、早くも帰る日です。Kandersteg(北端)から南へ、Bern州からValais州への数少ない峠を介しての経路、Gemnipass(ゲンミ峠)へと向かいます。
Kanderstegから南、1日目に下見した所からロープウェーに乗り1193mから一気に1932mまで上ってしまいます。
ちょっとしたことですが、このロープウェーの上と下の停留所の名称が若干分かりにくくなっています。ロープウェーの麓駅があるのがEggeschwandという場所ですが、ここまでバスで来ようと思うと、バスの停留所名はKandersteg, Talstat Sunnbuel。さらに、ロープウェーの頂上駅の名はSunnbuel駅、周辺もSunnbuel。上下の駅それぞれが位置する地名はさておき、ロープウェーの上下合わせてSunnbuelといった感じでしょうか。
若干混乱するのがKanderstegなどからのハイキング道表示で、こちらはEggeschwand、Sunnbuelがそれぞれ麓駅、頂上駅に相当しており、地名のあとにロープウェーのイラストが付いてるので分かると思います。
画面の真ん中に赤いゴンドラが見えてきました。なお、Kanderstegの大多数の宿泊施設に3泊以上連泊すると滞在中ロープウェーなどが無料になるカードをもらえるそうです。前回のOeschinenseeへのロープウェーも含まれます。私は今回2泊しかしなかったので自費で利用しましたが、半額カードを持ってても片道10フラン以上するんですよね。
ロープウェーのゴンドラから。この麓駅のすぐ下(つまりケーブルの麓)を新しいほうの鉄道トンネル、Basis Tunnelが通ってます。
Kanderstegの町(画面左上端)からすぐに岩壁が両側からドドンと迫ってきてます。そして東側に細く隠れるように伸びているのがGasteretal、Gastere谷(綴りはGastern、Gasternとバラエティあり)。ここは夏の間しか人が住んでいない、一部スイス在住者憧れの秘境。
谷の入り口、つまり西の端にはスイスの「ホテル」で唯一電気・水道がないBerghotel Waldhausがあります。(Hotel Waldhausは同名のホテルが幾つもありますので注意)SACの山小屋(黄色と黒の▲マーク)Balmhornhutteもありますね。
要予約のバスの終着地Seldeにはホテル2軒があります。Seldeから谷をさらに東に進むとLotschental(谷)、そしてLotschenpass(峠)があり、地下には2本の鉄道トンネルがのびています。
右下に続いているのがGasterntalへの道でしょうか?細くて未舗装の道しかないそうです。Gemnipassと同様Valaisへと抜ける道ですが、険しさ故Gemni峠経由のように本流となることはなく、それでも今でもハイキング道が続いています。
ロープウェー頂上駅Sunnbuelに着きました。
ここから長細く割と平坦になっているところを歩いていきます。
本当は私(と大多数の人)はGenmipassの手前までしか行かないのですが、通称Genmipassコースと呼ばれていて、これまた(スイス在住のハイカー)に大人気なのです。
朝からピーカンの土曜日だったので人多かったわー
写真と歩行は2021年8月中旬
Sunnbuelのロープウェーとその周辺
https://www.sunnbuel.ch/en/s/home
Gastere谷のハイキング
https://www.myswissalps.ch/trail/327
Lotschental周辺の観光
https://www.loetschental.ch/en/
Gemni峠周辺とGemniロープウェーのサイト
Gasterntalの宿
https://www.gasterntal.ch/unterkunft.html