目と目が合ったら恋の始まり、ではない

「話すときにはもっとしっかり人の目を見続けなければならない。あなたは始めこそ目を合わせるけど話が続くとどんどん視線がそれていく」以前とある講習を受けていた時、クラスメートと話し合う時間が大半を占めていて、その時の講師に言われた言葉。まあ文化的違いがあるからね、例えばアフリカの国々の中では女性は年長者とは目を合わせないのが作法だそうだし、でもスイスで暮らしていくならば・・・

後ろめたいことがないなら人の目を見て話しなさい。日本でもそういわれて育って、人並みには目を合わせていたつもりだったけど、どうやらそれでは足りないらしい。意識して目を見るようにしてみるとあらびっくり!スーパーのレジでのお会計の時でも、人とすれ違う時でも、「こんにちは」と言うだけではないんだな。目を合わせて数秒そのままにしなければならないんだったー カンパーイ!とグラスをチンと合わせたら、ワインに口をつける前に相手と微笑みながら見つめ合わなきゃならないんだった。

店では客の私からあいさつしなければならないのは早々にわかって出来るようになっていたけれど、目を合わせるのはそれよりずっと難しかった。だって日本で同じようにしてたら「私に気があるのかしら?」「誘ってるのかな?」と誤解されるレベル。目と目が合っても恋の始まりではないのです。

知らない誰かに説明を求める時も、こちらが相手の目をしっかりと見つめたままでいると、相手も私の目を見つめ返してくるのにも驚いた。ほとんどガンの付け合い飛ばしあいである。

道を歩いているときにすれ違う相手に挨拶をするべきかどうか迷うことがある。人が多い観光地や町の中心などではほとんど交わさないような感じだが、人が少ないところでは知らない同士でも軽く挨拶をする。でも向こうが二人以上でしゃべってるときとか、わからん!そんな時は視線で様子をうかがって、相手もこっちを見て視線が合えば、互いに挨拶じゃないかな。逆説的だが目を合わせて口元を緩めれば、声に出した挨拶をしなくてもいい気もする。

そんな大切なアイコンタクトだけれど、サングラス着用率も日本に比べると多いです。昨今のサングラス+マスクだった日には不審者状態ですが。サングラスでも、顔の向け方で目を合わそうとしてるかどうか、なんかわかるんですね。その位、視線だけじゃなくて顔からしっかり相手の方向に向けて、ひと呼吸待つ感じ。うん、難しい!目を合わせて、適度に自然に微笑む。挨拶まではすぐに慣れるけど、これは本当に難しい!

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