1518mの麓駅からロープウェーでMoléson頂上(2002m)へ。ここからは天気が良ければそれはそれは遠くまで360度の眺めがあります。
スイスといえども全土が山というわけではなく、(やや)平地の人が多数住んでいる部分もあります。この写真で見える山々がPréalpes Fribourgeois、Fribourgのアルプス前衛山地で、ここから北東に向かって急峻な山塊が広がっていくわけです。
このあたりの山はそこまで高くはないですが、天気が良ければその後ろに連なっている3000m超のピークがよく見えます。私は山岳同定がそれほど得意じゃないのでいつもボーっと眺めてますが。
いつものことながら頂上駅から少し歩いたところにある展望場所まで行くと、さらにもっといい眺めがあります。Molésonの場合は頂上駅(ここはObservatoire astronomique天体観測所にもなってるのですね)が1948mに対し真の頂上が2002m、結構登りますね。写真はそこから頂上レストランLe sommetを見下ろしたところ。
ロープウェーによっては客足がいまいちのところもありますが、このMolésonロープウェーは集客力がすごいと何かで読んだな。経営者が凄腕らしい。週末はかなりの確率でアルペンホルンの演奏タイムもありました(2017年)。
それに交通機関をつないで頂上まで楽々来れるんですよね。どこかの区間を歩いてもよいし。Gruyères駅、登山列車麓駅、ロープウェー麓駅と頂上駅と程よい距離にレストラン(&トイレ)があって安心。
ロープウェーの麓駅Plan-FranceyからMoléson頂上までは複数の経路があり、最短は1時間45分。北斜面はロッククライミングの壁にもなってます。
ロープウェーで戻って、Plan Francey(地図上端)から歩きましょう。太い緑の線で描かれているのは3番の道Chemin de Panorama AlpinでPaccotsまで2時間15分。
ちょっと行くとすぐに道が結構分岐しているのでそこだけちょっと注意です。
Paccots(標高1100)までは緩やかな下り。大部分が眺めのいい気持ちのいい歩き。
途中Buvetteが2軒あってお客で賑わってた。
BuvetteはLa PudzeとLes Pueysで(かなりの近接!)ここには並行して走る舗装路から車でのアクセスも可なので大抵の人は車で来るんだけどね。この2軒のBuvette(Pueysは山小屋で泊りもあり)はPaccotsからスノーシューでも来られるところ。
とにかく開けた見通しの良い所が続き、人気なのがわかる。今日一日のコース上に沢山のBuvetteがあるのでトイレも安心。でも足元は是非しっかりとした装備で!
Molésonから、私が歩いたことのあるもう一つのルートはPetit-Moléson、Gros-Molésonを経由してのAlbeuveかNervueまでの、地図では右端のそれぞれ鉄道駅まで歩くもの。こちらは断然人が少ない!
遠くまでの眺めは3番の道に比べるとないけど、
木々の中の道なので、10月中旬なら黄金色の葉がサラサラと降り注ぐ中を歩けるかもしれません。
1444mのLa ChallasにBuvetteがあって(隠れるようにあった)ネスカフェを飲んだ。日曜日でも歩いている人がほんのわずかなので、お客もみな知り合いっぽい人ばかりで、趣味でやってんのかな?という感じであった。冬の間は店じまい。
前回は「チーズ小屋」巡りの道なのに建物写真が1枚しかなかったですが、Tavillonnage屋根のこの地方の特徴的な建物もありました。
標高1000mくらいで舗装路に出て、Chapelle de l’Eviが939m。
小さな木造の教会堂。ここからAlbeuveが標高768mなので、Paccotsまでに比べるとずっと下るので足は疲れます。舗装路に出たあたりから薄暗くなっていた中での下りは長かった。眺めという点では3番の道かなあ。しかしAlbeuveまでの山の中の地名の不思議な響きは忘れがたい。
写真と歩行は2012年10月中旬、2017年8月中旬、10月中旬が混ざっています。
Moleson周辺のハイキング
https://www.la-gruyere.ch/en/Z10964/hiking-moleson
Chalet les Pueys
https://www.fribourgregion.ch/en/P7844/chalet-les-pueys
3番の道Chemin Panorama Alpin、GruyeresからPaccotsまで
https://www.schweizmobil.ch/en/hiking-in-switzerland/routes/route/etappe-01206.html