日本でもチーズの名前で知られているグリュイエール、Gruyèresが人口2200人ほどのFribourg州にある町の名、district de la GruyèreがGruyères(町の名前の方は語尾にsがついてる!)を含む広域地域の名前(合計人口5万5千人ほど)、それにチーズの名称Gruyère AOPの3つがあるんですね。語尾のsの有無については知らなかったー
今回お話しするGruyèresの町、レマン湖畔からのアクセスはMontreuxから絶景列車MOB(Compagnie du Chemin de fer Montreux Oberland Bernois) に乗ってMontbovonでTPF(フリブール公共交通)に乗り換えるか、CFFでLausanneからRomont(以前ステンドグラスのきれいな教会巡りで登場しました)でTPFに乗り換え、Bulle経由で行くかです。BulleはGruyèresのすぐ隣ですがずっと大きい町。チーズの集積流通もあって発展したらしい(それだけじゃないだろうけど)。
このMontreuxからの経路はチョコレート列車(日本のTVでも放映されていたそうですね)というMOBの企画列車の経路でもあります。
チョコレート列車は、通常の運行列車に特別車両を連結して走らせます。上の写真、列車の中央のイラスト、山小屋で火にかけた銅製の大釜をかき混ぜてますが、これが伝統的な山小屋でのチーズの製法。チョコレート列車だけど半分はチーズ関連の場所に行きます
昔々(なんと2011年、10年前か)に乗った時、この車両だけMontbovonで切り離されてMOBからTPFの機関車に付け替えてくれ、乗客は車内に残ったまま路線が変わった記憶があります。そのほかバスに乗せられ連れてってくれるなどの利便性はありますが、企画列車を利用しなくとも、個人で同じように回ることもできます。
Gruyèresの町の中世からの中心部分は鉄道駅から離れています。小高い丘の上に中世の城と街並みが残っています。駅からバスが出てますが、もちろん道標があって歩ける距離です。上るけど。
駅から東に行った丘の上、車もバスも丘の西の端、町の入り口の外にある駐車場より先には入れません。町の中は徒歩のみ。以前スイスに一泊しかできないという日本からの友人とGruyeresで泊まりました(そしてフォンデュを食べた)。ジュネーブからレマン湖の車窓、山の中を走るMOBの車窓、チーズ、夜間は静か、車を気にせずフラフラ歩けるのがお勧めです。土産物以外の店はないけどね。
では、駐車場からの通りを歩いていきましょう(次回へ)
写真は2011年6月と2013年4月
MOB公式HP: https://mob.ch/?lang=en
Chocolate train: https://www.la-gruyere.ch/en/P5993/chocolate-train
Gruyere地域の公式観光HP: https://www.la-gruyere.ch/en/