今日はClaroまで歩きます。
Biascaを出発すると、BellinzonaまでTicino川と鉄道・道路に平行に歩きます。ずーっと平坦です。歩くのは川沿いですが、すぐ近くを平行にバスが走ってます。バス停(青い四角)も短い間隔でありますね。
Biasca駅を出発します。ホームから山側の滝を見るのを忘れずに。なお、Biascaは大型スーパー各種、レストラン、ホテルなどそろってます。
Biascaにはちょっとだけですがブドウ畑(ワイン用)があります。ここはワイン醸造の建物かな?駅から線路沿いに戻る感じで歩き、川を渡ってそのまま真っすぐ高速道路をくぐり、一般車道(歩道あり)をしばらく歩きます。
Iragna,Prealbertoのバス停の横から川沿いの道に、舗装道路から左に降りて、川と車道の間の小道を歩きます。
ここを歩いたのは1月下旬。標高は300m以下ですが雪がだいぶ残ってました。
心配になるところには、もれなくこの黄色菱形マークが、過剰ではないけど実に丁寧につけてありました。道は「普通」の景色の中を延々歩きます。Bellinzonaまでは「昔の道」はほとんど残ってないそうです。ここの地名はRivieraで、1495年から1798年までこの一帯を指した「Baliaggio di Riviera」:Uri州などによって「治められて」いた頃の名称を近年の市町村合併によってできた広域地名に用いています。Riviera(リヴィエラ)というと森進一の「冬のリヴィエラ」を思い出しますが、海岸沿いに山が迫っているような地形のことをいうみたいですね。Rivieraって世界各地にあって南仏やイタリアのが有名ですが、スイスにも二つのRivieraと呼ばれる地域があり一つがここ。もう一つはMontreuxやVeveyがあるレマン湖沿岸の一部。スイスの場合は海じゃなくて川や湖に山が迫っているところですが。
途中Lodrinoの町への分岐を過ぎて、高速道路を再びくぐって今度は川の反対側を歩きます。線路のすぐ裏道、線路と川のわずかな隙間、廃材置き場の横を通る箇所もありました。ここはCresiano付近の川岸から広くなっているところかしら。
Biascaから4時間弱。いったんVia Gottardoのハイキング道を離れてClaroの町に向かいます。上を真っすぐに走っているのが高速道路。
16時半、Claroの町に近づいてきました。町を見下ろす山腹に修道院があるのですが、思いの外、高いところにありますね。山肌の下半分が陰になってますが、画面中央、陰のすぐ下に見える白い建物群がそれです。このあたりだと1月末の16時半でもこの位の陽の高さ。天気快晴という好条件でしたが日が暮れた後の18時でも気温は10~11度ありました。ダウンジャケットで歩いて汗だくになるほど。BiascaからClaroまでは公式所要時間 3時間半です。
歩行・写真は2014年1月下旬