Via Gottardo (24) WassenからGöschenen

Wassenからは、再び北から南へと歩きます。町の中心からバスが通る道を進み、町の端っこから山側への小径を上っていき、二本の線路の間を歩きます。

これはWassenの昔の駅。

今でこそErstfeld駅を発った列車はGöschenen(グーシュネン)まで停まらず、Wassenはバスでしか行けませんが、以前はWassenにも鉄道駅がありました。2001年7月14日まで、119年間使われた駅が。この写真は2013年の撮影ですが、今はどんなかな。これは何の線路跡か不明。

しばらく行ってから旧駅を振り返ったところ。画面奥にWassenの町の教会が見えます。駅があった当時も駅からそれなりの距離を下りなければならなかったのであんまり便利じゃなかった、と当時を知る人は言ってました。左から湾曲する川、川と同じ高さの線路、手前に大分高度を上げて線路、遠くに川と同じくらいの高さに高速道路。上の拡大地図の上端のあたりからの眺めと思われます。川を渡ります。写真上方に、壁で覆われた橋のようなものが見えますね。これが一番上の線路。雪崩除けの覆いかと思われます。地図にも出てますね。線路はこの後すぐにトンネルに入ります。

この教会をこのまままっすぐ行けばよかったのだが、左の赤白矢印につられて山登りをして1時間以上のロス・・・

川を渡ってしばらくすると教会堂(地図では真ん中に点がある白丸)が出てきました。教会堂の前をそのまま真っ直ぐ行けば良かったのですが、手前に赤白矢印(赤白の縞マークは黄色の菱形のハイキング道マークに比べると道が険しいときについている)があって、なんでかこの道が指し示す細い登り道を登ってしまいました。西側に、ジグザグにどんどん上ってく道です。ここ、ハイキング道が分岐しているところなので本来は矢印だけじゃなく分岐を示す黄色の方向表示板が欲しいところです。

線路

何枚か前の写真で、ずっと上のほうに見えてた雪崩除けの壁で覆われた線路がこんなに近くに。

さらに線路より上に来ました。いい加減気付けよ、と思うんですが、ウォーキングハイ状態になって歩いてるときは、どんどん景色が変わって見晴らしがよくなるのがうれしくて、もう止まりません。

線路や道路がこんなに下に。どのくらい無駄に上ったかな。まあ、途中でこりゃ道が違うわ、と気づいて地図見て引き返して事なきを得たのですが、ではそのまま登り続けたらどうなっていたかというと、最高標高2337mのところでSee(湖)巡りができますね。これはこれで楽しそう。そこからGöschenenまで続けられるみたいですし。いつか機会があったら・・・

ようやく本来の高さに戻って歩き続けます。

高速道路が川を渡り、トンネルに入る直前のところです。

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右手の山塊に高速道路と鉄道のトンネル(Naxbergtunnel)が通ってるはずです。バスが走る普通道は川を挟んで左手の山肌にやはりトンネルの中に入ってます。ということはこの区間は歩く人だけが外に出ている空間。

高速道路がトンネルから出てきたところです。歩行者はトンネルの上を利用して高速道路を横断し、

線路に沿うように歩きます。

線路脇にある写真の建物はKabelbudeはKabel(ケーブル)bude(ブース)。鉄道が電化され、電力を供給する電線に加えて通信や保全のための情報を伝達するケーブルが線路に沿って敷かれました。こうしたケーブルを収めたブースは悪天候や部外者の侵入から守っていました。

Göschenenの駅が近づいてきました。ここには鉄道供給用の大水力発電施設があります。

Göschenen駅(標高1101m)の手前から高速道路が、駅の先から鉄道がトンネルに入ります。一方、Göschenen駅からはMatterhorn Gotthard BahnのAndermattへの線路が出ています。

歩行と写真は2013年6月中旬

Goschenenの観光サイト:ここから西にダム湖までバスも出ていて、またダムの先のハイキング路の先にはSAC(山小屋)もあります。https://www.andermatt.ch/en/discover/holiday-region/goeschenen

地図は https://map.wanderland.ch/ から

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