Via Gottardo(17) Flüelen~Altdorf

湖畔右側にFlüelen、画面の右下にAltdorfがあります。https://map.wanderland.ch/より

今回はFlüelenとAltdorfの間は4㎞、1時間。ほぼ平坦です。

実は!ここまでは北から南に歩いてましたが、Flüelenからこの先のWassenまでは逆方向、南から北へと歩いています。よって今日の出発地はAltdorf。

AltdorfはUri(ウリ)州の州都で、一帯は建国のヒーロー、ウィリアム・テルだらけ。AltdorfとGlarus州のLinthalをKlausenpass(クラウゼン峠)を経由して歩く道を以前紹介してます。この時のAltdorfは青空だった!

この日私はまずAltdorfより南のAmstegからErstfeldまで歩きました(次回)。写真でお分かりのように天気が悪かった!雨の予報が出ていたもののErstfeldまでは何とか降られずに済んだのですが、雲行きが怪しくなってきたのでErstfeldからバスでAltdorf、そこからバス乗り換えでBürglenへ向かいました。

Bürglenには伝説のはずの人、ウィリアム・テルの博物館、Tell Museum(冬は閉館)があるんです。伝説の人なので写真があるわけでなく、後世の人によるTellを描いた絵画や彫像だとか記念硬貨などの展示です。他にもテル関連の教会など・・・Altdorf周辺でそこを指摘してはいけないわ!

雨も本降りになったので歩かなくてもよかったのですが、AltdorfからFlüelenまで「平坦」とあったので、つい歩いてしましました。そしてバスに乗ったErstfeldとAltdorf間は未踏だったことをつい最近まで忘れてました。写真を探してもなくて、ようやくこの日のことを思い出しました。

Altdorfからの出だしは石垣に囲まれた細い道がいい雰囲気でしたが、割とすぐにFlüelenの市街が出てきて町の際を歩く感じでした。ごくごく普通の郊外の、普通の家を眺めながらのアスファルトの歩きなので、ここは無理に歩かなくてもよいでしょう!と、この私が歩きながら思いました。意外と早く45分くらいで着いたから良かったとはいえ。

さてFlüelen。船から陸路への入り口です。Reuss川の河口に形成された三角州で少しだけ平野。東にはすぐにEggbergeの険しい山があり、ロープウェーに乗れば標高1450mまですぐです。

雨だと港もこんな感じ。冒頭の青空写真は別の日に撮ったものです。Klausenpass(クラウゼン峠)を越えてLinthalまで走る眺めの良いバスの始点はここからです(Altdorfも経由しますが、席を確保したかったら始発のFlüelenからがお勧め)。

以前、湖畔ギリギリを通る道、Axenstrasseが1865年に開通してからは陸路による移動が水運に取って代わった、と書きましたが、2019年7月28日に発生した落石のため、Axenstrasseは徒歩、自転車で通る昔からの道、後からできた車道の両方で当分の間不通だそうです。やはり相当大変な難所だったんですね。8月10日の時点ではこの部分はトンネルで通る鉄道でのみ通り抜けできます。

下記はUri州の公式観光サイトですが、ドイツ語のみ!

https://www.uri.swiss/de/

Via Gottardoトレイル公式サイト:Luzern-Altdorfの間(英語)

AltdorfとFlüelenの歩行と写真は2013年10月上旬。

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