Via Gottardo(7)Hauensteinを通ってOltenまで

Läufelfingen(ラウフィルフィンゲン)までで鉄道に沿って歩くBahnwanderwegはおしまい。以降はVia Gottardo単独のトレイルとなります。鉄道はLäufelfingenの駅を過ぎると長い(2.5㎞)のトンネルに入ります(上の地図で赤の点線)。ハイキング路は鉄道開通以前の古道をたどり、Unterer Hauenstein Pass、標高690mにある峠を越えます。

Baselland準州からSolothurn州に入った この州は案内標識が充実していた印象

この峠(Pass)はAugusta Rauricaとスイスの平野部Mittellandを結ぶ重要経路上にあります。峠の南にあるHauenstein(ハウエンスタイン)の町はトンネルのすぐ東、ローマ帝国時代から重要な場所でしたが1858年に開通した鉄道から外れ、今はバスが通るのみです。峠はBaselland(バーゼルランド)とSolothurn(ゾロトゥーン)の二つの州の境界線となっています。この辺りは州の境界線が入り組んでいますが峠の南にあるHauensteinはSolothurn州に属しています。

Chappeliflueの岩。 こうした岩を砕いて道を切り開いたそうだ。

鉄道に先立つ1827~1829年にかけて、苦労して斜面を迂回するHauensteinの旧道が開拓されたそうです。Hauenstein線が1858年に開通してから束の間、1916年にはHauensteinの東にBasis tunnel Hauensteinという、もっと長いトンネルが開通、Baselからの列車の多くはこちらを通るようになりました。またBaselからChiassoまでを結ぶ高速道路A2はより直線的にSissachから鉄路の西側を南下しています。

Hauenstein 2014年3月下旬

前回同様、2年後に別ルートを歩いて訪れたHauensteinの写真。南北に歩くVia Gottardoに対し、ジュラ山地の稜線をずずっと東西に歩くChemin des Crêtes du Juraで訪れました。そう、Hauensteinは東西と南北の旧道が交差しているところでもあります。


再び線路が見えてきたら、Trimbachの町はもうすぐ。ここから先はOlten(オルテン)の町まで市街地がつながっています。

Aar川 もうすぐOlten

Aar(アール)川のところまで来ました。標高396m。川を渡ればOltenの駅はすぐそこ。

Olten駅内(2019年撮影)

Olten駅はスイスを南北に走りぬける路線と、北東のSt-Gallen(サンクトガレン)と南西のGeneve(ジュネーブ)を結ぶ路線(ジュラ山地の南側を走る)の交差する地点にあり、ベルン、チューリッヒ、バーゼルなどの都市から列車で30分程度の距離、よって多くの会議や催しが行われる街です。そして駅にはスイスの鉄道の始点の碑が!

12番線 真ん中あたりの階段を上ってホームに出てすぐ

碑は12番線、一番南寄りのホームにあります。 階段を上ってホームに出てすぐの壁に、ガラス板に守られてあります。

2019年撮影

この”Stunde Null-Stein”は直訳すると”0-時間-石”、0「㎞」石”ではないんですね。石板の上にあった解説によると、「1856年にここ(Olten)から徒歩での所要時間を測定した。1875年からはkm表示に変わり、本来なら当時の鉄道本社があったBaselからの39.292㎞と表示されるはずだが、人々は0㎞、0時間石と呼び続けた。十字はここが南北と東西の鉄道の十字路であることを示している。」ってことはこの十字はスイスの国旗とは無関係なのか???

別の説によると、「1850年に鉄道会社SCBが設立されてBasel-Lucerne、Bern-Aarauの二路線の建設が始まり、Oltenはその交差地点であった。本来は鉄道の起点は鉄道会社CentralbahnのあるBaselから測定されるはずだが、1853年に完成した部分の運行を始めた時にはHauensteinトンネルは完成しておらず、正確な計測はできなかったのでOltenを起点とした。」のだそうです・・・

公式サイト Bahnwanderweg stage3.SissachからLäufelfingen 3時間10分

公式サイトVia Gottardo stage2 LiestalからLaufelfingen 19㎞ 5時間15分

Via Gottardo Stage3 LaufelfingenからOlten 8㎞ 2時間

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