Poschiavo(ポスキアーヴォ)から歩きます。駅前通りを歩くと川に出ます。旧市街はこの川の向こう側にこじんまりとあります。30と33番の道標をたどると旧市街の中心には入らずに、旧市街の端、「アフター8の勧めとPoschiavo」でお話ししたSpaniolenviertelの瀟洒な建物が連なる通りを歩き、四つ辻へ。ここで30と33番は分かれます。33番はバロック形式のSta. Maria Presentataの前を通って、と一応名のある建築に一通り寄ってから、やがてPoschiavino川沿いの小道を歩きます。
列車から見た限り、33番は川沿いの木々で日差しが若干遮られたところを歩くようです。一方の私が選んだ平地の真ん中を歩く道(途中まで30番だがSt-Romerioには行かずに、Preseへ向かう表示がついたハイキング道)は日差しを遮るものがなく、また緩やかな上り下りがあります。
30番の道は谷の一番低いところにあたる川&鉄道&車道から少し高いところを歩くので、その分少し、眺めがよいです。
Cologna、Prada(バス停あり)、Pagnoncini(バス停あり)と集落を結んで歩きます。集落によってはレストランもあります。広々と眺めがあるので、指定ハイキング道に限らず自由に歩けます。この辺りの畑ではミントなどを栽培していてRicolla(リコラ、スイスのハッカ飴のメーカー)などの会社におさめたり、駅前の物産店でハーブ茶として販売もしています。
一方33番の道は線路に沿ってあり、PoschiavoとLe Preseの両駅間にはLi Curt駅があります。このあたり、食事処には事欠きません。
Poschiavo湖の入口、Le Preseに着きました。8月の天気の良い土曜日、湖畔には泳いだり、ただ寝そべったり、大勢の人でにぎわってました。Hotel Le Preseは近年改装なった、歴史的建造物ホテル。5つ星。
https://www.hotel-le-prese.com/en/
湖の反対側にも歩道がありますが、Le Preseからの33番の道は湖の南岸を歩きます。出だしは特に、線路のすぐ隣を歩きます。車道、鉄道、歩道がものすごく近い!
そのあとも湖と線路の間を歩きます。ずーっと平坦。場合によっては暑いです!
Miralago駅(964m)に着きました。右手にカフェ&ホテルがあります。少し前まで雄々しく山を登り下りしていた列車ですが、ここではまるで路面電車の様相。
歩行・写真 2018年8月初め
PoschiavoからLe Preseまでは1時間余り、PreseからMiralagoまでは30分ほど。