飲料水の話

ヨーロッパの水は「硬水」で日本に比べるとカルシウムやマグネシウムの含有量が多いです。さて蛇口からの水道水を飲めるかと聞かれたら、飲めます。ヨーロッパの人は皆がボトル入りの「買った水」を飲んでるかの印象があるかもしれませんが、飲み切ったボトルに水道水をそのまま詰めて持ち歩いてる人も多いです。

「水が合わない」ことは確かにあり、日本の軟水で育った体をいきなり硬水で満たすと腹を下す人もいますよね。マグネシウムはお通じを良くさせる働きがあるそうですし。時差、慣れない環境、色々な要因の複合作用でお腹の調子が悪くなることは予想できます。だからやはり心配だったら「買った水」を飲んでください。

このミネラル分というのは煮沸しても残るので、気にしだしたら何も食べられない!ミネラルウォーターを購入するにしても、店がないような所を何泊も歩こうとしたら、持って歩ける水の量は限られるし…ということで私は現在はホテルの洗面所の蛇口からの水を容器に入れて飲んでますし、家庭でお茶や料理に使う水、すべて水道から直にとっています。これはもう、各自の判断にお任せします。

日本に帰って感動するのは公衆電話と郵便局が残っていること、加速する公衆トイレの充実ぶり、そしてどこへ行ってもある飲み物の自動販売機!最後のは電気を食うので本当はまずいのかもしれませんが。スイスでは自動販売機は滅多にないのと、あってもコーラ500mlが3.5フランとかするので、その日の分の飲料水は持って出かけなければなりません。

運よくカフェがあっても、そこではジュースの類が想像を絶する値段です。コーヒーが例えば3.8フランなのに、何故にオレンジジュースの小瓶が4.5フランなの???ノンアルコール飲料が高いのは謎ですが、ボラれてるのではなくて何処でもそうです。

日本の山登りでは真水は汗と一緒に塩分等がどんどん抜けるので砂糖入り紅茶の類を飲みなさい、と教えられましたが、こちらの人は平気で水を飲んでるのには驚きました・・・まあ、汗のかき具合が違いますが。スポーツ飲料(ポカリスエットの類)の粉末は大きなスーパーにしかなく、見つけるのが難しいので必要な人は日本から持ち込みましょう。機能性飲料じゃなくてもいいなら、ジュースや紅茶のボトルの近くに粉末の紅茶(砂糖入り)があります。

Alvascheinの五角形の水場。風呂のようだった。

小さな町でも、中心広場に共用の水場があることが多いです。しかし必ずしも飲料可ではありません。飲める場合は eau potable(仏)trinkwasser(独)acqua potable(伊)などと表示がしてあるはずです。空気が乾燥しているので日陰や夜は涼しいとはよく言いますが、夏の日差しの強さは相当なものです。日にさらされながら歩くのはスイスと言えどもきつく、暑さは確実に体力を奪います。水分補給を十分に、無理をせずに歩いてください。

水場についてる「飲料可マーク」飲めない場合には、否定形kein, nonがこれらの語に加えて、たとえばeau non potable(飲料不可水)となります

さてカルシウムやマグネシウムの含有量、水の硬さ度合いはスイス内でも様々です。ひどい地域では、シャワーヘッドが段々と詰まって来ます…我が家はそこまでじゃないけれど、水周りの掃除は付着して残るカルシウムとの戦いになります。その代わり、風呂場に洗面所、それほど真剣に掃除しなくてもカビは生えたことないです。そのくらい乾燥していて細菌の繁殖は少ないということなので、スイス旅行中に「むむむ」と唸る事態に遭遇したとしても、それを思い出して乗り切ってくださいね!

成分無調整であろう牛乳があった無人スタンド。氷で冷やされてはいた。

水分補給で思い出しました。歩き始めて僅か10分後に遭遇した無人の牛乳販売所に吸い寄せられるように入り、私ってお腹がそんなに強くないんだけどな、と思いながらも何故か飲んでしまい、途中からお腹がゴロゴロしながら歩ききった事がありました。あれは緊張感があった。

これが牛乳の無人スタンド frische Milch

コメント

  1. 合言葉は同じ誕生日♪ より:

    無人牛乳スタンド、見たら吸い寄せられてしまうなあ。しかし最近暑すぎて本当になるべく外を歩かないようにしています。

    • panorama-alpin より:

      今年のスイスは今のところ異常高温にはなっていないですが、まだ予断を許しませんね。先月にはスコールのような雨が降って駅が水浸しになり、エレベーターが随分長い間止まってました。数年前は滅多にお目にかからなかった冷房が今では大型店舗の多くに入ってます。これって涼しいけど周りを温めるのよね。

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