パンとレストランの話

問1:レストランでの食事時、頼んでないのに出てくるパンは無料ですか?テーブルチャージ、席料のようなものはありますか?

答:スイスに限れば、メニューに添えて、あるいは料理が来る前に出てくる籠やお皿に載った薄切りのパンは、ほとんどの場合、無料です。食べきったら追加も頼めます。ピザのみの注文などの場合には無いこともありますが、頼めば大概持ってきてくれるらしい。

メニューの始めの方のページに載ってる「サラダ」がサラダと思えないような値段(10フラン以上)の時、チーズやハムが入ったボリュームのあるサラダのことが多いです。体調がイマイチであまり食べたくない時にはサラダ一品のみと無料のパンだけで食事を済ますのもアリです。

これはBouleと呼ばれるパン。大型のもありますが、小型サイズのパンが丸ごと並べてあったら有料のこともあるという話だが私は未経験。これはCOOPで一個0.85フラン。

例外的に、おしゃれな高~いレストランなどで、薄切りではなく、個別のパンが籠に並べて出されることがあるそうで、そのような時には有料なこともあると聞きました。私はまだ遭遇したことないのですが。それでも一個1フランを少し超える程度の値段だと思われます。レストランの予算は店の外に掲示されているメニューで確認できます。席料、チャージ料はほとんどの場合かかりません。ワインなどアルコール飲料に添えて持ってきてくれることもあるナッツやオリーブなどのおつまみも無料です。こっちは食べきったら追加は無いな。

スイス以外では、私の限られた経験と人に聞いた話によると

イタリア 食事をするとかなりの確率でCoperto(コペルト)というテーブルチャージ料が人数分つきます。地域や店により0.5~2ユーロ。皿やナイフ・フォークの使用料であってパン代ではないです(宗教的な意味合いからパンから料金を取ってはいけないらしい)。よってパンは要らないと主張してもCopertoは付いてきます。

フランスでは付け合わせのパンは殆どの場合、無料。ドイツも無料だけど頼まないと持ってきてくれない、スペインでは有料かも、ですが、言い切れるほどは知らないです。

問2:レストランでの服装は

答:スイスに限って言えば、ジャケット着用などの規定は無いです。この国の人は日本と比べると普段からほとんどネクタイをしてません。日本の人から見るとビックリするほど、おしゃれじゃないです。ハイキング地帯にあるレストランだったら、高そうな店でもハイキング靴で問題ないでしょう。泥を払っておけば。汗臭いシャツは替えるとしても、半袖Tシャツでも構いません。ただし昼間暑くても夜間は冷えることもあるので長袖を持って行くと安心です。ジャガイモとベーコンしか食べていないのかと思われがちなスイスですが、予約していく超有名レストランもまたあります。そんな所でも普段着で大丈夫なようです。と思っていたら、とある五つ星ホテルのレストランでは6歳以上の男はネクタイ着用で臨むこと、という記事を読みました…うむむ、それは私の守備範囲外だわ。

レストランのトイレですが、実に多くの場合地階にあります。「WC」「Toilette」「Toiletten」などの表示は出てると思いますが、店の奥、下りる階段を探すと見つかることが多いです。疲れた膝と登山靴に下り階段は時にきついですが頑張りましょう。ホテル併設のレストランの場合、ホテルの受付を通ってホテル内のトイレまで行かなければならないこともありますが、まあ、店の人に尋ねる風な表情をするとすぐに教えてくれるはずです。みんなトイレを探してるから。

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