Landsgemeinde(4)一応見学のためのアドバイス

観光用の見世物ではないけれど、それでも見に行きたいという方へのアドバイス

私は朝の9時前にGlarusに到着しました。当日はGlarus州内のすべての公共交通機関が無料です。Glarusのホテルが満室の場合でも、少し離れたところなら空室があると思います。思い切ってMattやElmに行けば静かな山間の村を味わえ、しかもバスは一時間に一本あります。Glarusは州都と言っても大変に小さい所です。当日は駅前から両側に露店が出ていて、人の流れに沿って歩くとすぐに州行政庁舎。ここにパラパラと州政府関係者や議員などが歩いて入っていきます。2018年の場合は、9時半に鼓笛隊を先頭にお偉方が揃って数ブロック先のLandsgemeinde会場にやはり歩いて移動。10時くらいから議会開始。

見学者用スペース 柵の向こうがRing。議会終了後は誰でも入れます

ZaunplatzのRingと呼ばれる円形のゾーンには入れませんが、両側に見学者用の台があります。傾斜がついてますが、後ろの方になると背が低い私にはあまり見えない。でも20~30分も経つとそれなりに人が移動して減りますので、ゆっくりと待っていれば、それなりに前の方に行けます。少なくともRing内は禁煙、食べ物禁止の表示がありました。しかし水の補給はアリだと思います。暑いときは無理しないように。晴れると五月の日差しはきついです。

右の女性、後ろ姿ですが民族衣装

たまに民族衣装を着た人もいます。

中央のピンクの前掛けの女性も民族衣装

最初の議長挨拶以降はスイスドイツ語で繰り広げられます。私は皆真剣に聞いてて偉いなあ、と思いましたが、ドイツ語が理解できないのに居続ける私の方がよっぽど変人なんだーと気づきました。

屋外でずっと立ってることになりますので、無理せずに。入退場自由です。

Landsgemeindeは年に一回、あくまで州の決め事のための議会です。他の国政選挙や地方選挙については普通の無記名選挙です。

この日にだけ食べる特別メニューがあり、会場に行かなくてもGlarusの人は自宅でこれを食べて祝います。これは次回!

Glarusについて以前に書いたもの、良かったらこちらもどうぞ!

Glarusでしか作られていないチーズ

あとはチョコレートLäderachはGlarusが発祥だけれど今ではあちこちで買えますね。見た目も美しいパッケージと新商品の開発にも力を入れているのがスイスでは珍しいと言えば珍しい。その昔、付近の廃業したお菓子屋(&職人)を次々と買い取ってここまで大きくしました、というサクセスストーリーの会社。

https://www.laederach.com/en/

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