バスの旅ー(2)Sustenpass越え

バスの旅、Meiringen(標高595m)からSustenpass(2224m)を経由してGoschenenまで乗りました。走るバスから窓ガラス越しにとった写真が大部分です。

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Meiringenを13:30に出発しました。(時刻は2013年当時、10月初旬)バスは予約不要とのことでしたが、シーズン終了間近のためか、ほぼ満席。なるべく始発駅から乗ることをお勧めします。乗り放題チケットを持っていても、Alpin Tax 10フランを払います。

壁のようにそびえ連なるGadmerflue。この壁の向こうには、Via Sbrinzで歩いて降りてきたEngstlenalpとInnertkirchenを結ぶ道があります。

くるりんカーブ。

Gadmenの集落を過ぎ、Meiringenから一時間弱でSteingletscher。時刻表上で6分程度の休憩。皆さん外に出てちょっと散歩。ここにはホテル兼レストランがあります。

電力会社の看板があり水力発電の基地があります。右端の二人の頭の上あたりに黄色の標示板が見えますね。ずっとハイキング道が続いてます。

再びバスに乗り、車窓から氷河が見えてきたらSustenpassはもうすぐ。

斜面に道がクネクネしているのが見えます。

Steisee。

バスは下りに転じ、Wassen(標高916m)の町が見えてきました。左側に見えるのがWassenの教会。2016年に開通した新ゴッタルド鉄道を経由しない、昔からの鉄路の場合、Wassen近くで鉄道はぐるぐると不思議な経路を取って高度を稼ぎます。そのため同じ教会が車窓の右に左に計三回見えます。Wassen(15:08)から10分ほどでGoschenen(15:18)に着きます。ここから列車でAndermatt、Luzernの両方向に出ることができます。

他の峠越えの道でもそうですが、Sustenpass越えの道は(1)1938年から45年の間に建設された、大型バスも通れる者幅の広い最新の道(2)19世紀に敷設された、馬車が通れるくらいの道幅2.35mの道ーサイクリングに最適ー(3)舗装クネクネ道を横切る形の、大昔からの舗装されてない歩きの道ー現在はハイキング道として活用ー の三本の道が通ってます。

https://s.geo.admin.ch/78921b9594

最初に掲載した現在の地図と比べてみましょう。バスの通る道とは別の。細赤線が19世紀の道。

上記のサイトでは、今の車道にかぶせて昔からの道が表示され、さらには年代を指定すれば大昔の地図そのものが見られます。スイスの国土地理院に当たるような所のサイトです。

出典:https://map.geo.admin.ch/

地図に興味のある方は上記サイトで色々試せます。

上の写真は別の峠、Gothardpass(ゴッタルド峠)を歩いて越えたときの写真ですが、超クネクネした石畳の古い道(舗装はしてある、馬車が通れる幅)、後方には近年建設した真っすぐな大型バスも走れる最新のまっすぐ道が走ってます。

Sustenpassも、バスの車窓からひと昔前の道が見えるはずです。

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