新年に当たり(3)初期の旅 ルツェルン編

次の小旅行はルツェルン。駅内の観光案内所だったか、ホテルの受付で、何処かいいところありませんかと聞いた私はルツェルンから列車に乗ってEngelbergへ行き、そこからロープウェーでTitlisに上ることを勧められました。

ルツェルンの観光名所と言えば、木製の屋根付き橋。中央に見えてるのではなく、右側の塔がある方。写真では塔しか見えてません。なお、本日のブログ中の写真は本文記事とほとんど関係ありません。

今にして思えば、その人のことを何も知らないのに、いきなりお勧めの場所を聞かれたって困るよな、と思うのだけど、私は日本で観光案内所でいきなりお勧めを聞くというのを結構やってました。青春18きっぷで北海道を回った時、乗り換え時の余った時間を駅前の観光案内所でもらった地図を片手に大急ぎで駆け回る、歩くだけでほとんど何の消費もしなかったけれど(地域貢献してないですね)何度も楽しい思いをしてました。町の歴史を駆け足で回る。気の利いた観光案内所では、駅から1時間から2時間くらいで回れるコースを組んでくれていました。

ハイキング用の黄色の道標はルツェルン駅前、そして川沿いの目立つところから、旧市街を通って郊外に抜けるまで、分かりやすくついてます。

しかしEngelbergとTitlisロープウェー、11月に記事を書いたけど、ルツェルンから列車で1時間ですよ。ルツェルンというより別の観光地。別の州。列車乗ってるのは楽しかったけど。アジア人外国人観光客というとここを勧めるのかも。スイスでは国ごとに人気の観光地というのがあって、Engelbergはインド人に特に人気なのです。ところでEngelbergからTitlisまでの往復乗車券、私は乗車券が半額になるカードを持ってたけれど普通に往復すると日本円で一万円くらいになってしまいます。(スイストラベルパス範囲外です)高いなとは思いつつ、ここまで来たら、と高い切符でも買ってしまうんですよね。

ルツェルンの観光客でごった返す市内から15分も歩くと静かな住宅地に入ります。道標をたどってみましょう

行程の半分のところで回転する大型ゴンドラに乗り換えたら、このゴンドラの中、私以外は全員インド人のグループでした。彼らは雪景色(夏です)に興奮してました。終点駅には駅内に氷の宮殿というのがあり、ベジタリアンインドレストランがあり、外に出ると雪面。雪に喜ぶ人々。遠くに山。綺麗は綺麗だけど、私は日本でスキーをさんざんやったから雪自体には感動しないし、突然孤独感に襲われました。これは私が求める眺めじゃない、と高級時計や高そうなチョコレートが並ぶお土産屋でいっぱいの駅を早々に去り、悶々としながら復路。

ちょっと歩く(駅からものの30分)とすぐに眺めの良いところに。ルツェルン市街と遠くに山!写真撮影日は4月上旬。

下るにつれて外は雪から緑に。そして運命の駅。途中のゴンドラ駅で降りてみた。駅からちょっと湖へとの表示に従って歩いてみた。これがTruebsee駅であった。湖からその先へと、思い切って歩いてみた。一面緑だった。花も咲いていた。牛がいた。心の中でわーわーと大声をあげながら歩いた。

前の写真から更に45分歩き続けてKriensからSonnenbergへの登山列車。短いです。Sonnenbergへは歩いても登れます。

ところが長いこと歩いてなかったので足が痛くなってきた。ここまで来たら先に進む方が近い、と歩き続けると何と目の前に通せんぼの柵があった。え、ここまで来て、行き止まり?戻るしかないのか?そう、それは牛用の柵、人間は自分で開けて通って良いのだ。だけど知らないと本当に、前にも進めず今更戻れないよ、と絶望する。知らないと困るのだ。ハイキング道について知っておくと便利、というより知らないと命にもかかわりそうなことが沢山ある。それさえわかれば一人でも歩ける。

Sonnenbergから尾根道を降ります。チェーンソーアートを作成中だった。この丘は以前何かの採掘が行われていたらしく、「穴あり危険、近づくな」の表示がある箇所があった。

ルツェルンはもう一つ、レストランがそれはそれは高かった。椅子に座って温かいものを食べたいときは、スイスではどうしたらいいんだ

尾根を降りたら峡谷。

知らないと、何故コーラ一杯がこんなに高いのか?が腑に落ちない。ガイジンだと思ってぼってるんじゃないか?実際は、席に座って飲み物を持ってきてもらうと、人件費やテナント料が高いので、それだけで原価をはるかに超えた値段になり、ボラれているわけじゃないのだけど、知らないと、レストランで持ってきてもらうペットボトルがスーパーで買う値の数倍になるとは夢にも思わない。

のんびりとした眺めのところまで来ました。時期が早いのか牛などはまだ見られなかった。

そして厄介なことに、この「ぼられたんじゃないか」という疑念は、たとえ数十円のことだろうと、心に暗い影を落とす。ずっと引きずる。旅の間ずっと頭に残る。

なお、本日のブログの写真は記事内容とはほとんど関係ないものを使っています。撮影日は2014年4月上旬。

再びルツェルン市内。ルツェルン周辺は一大酪農地帯。EmmiとSbrinzのチーズメーカーの工場。

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