Glarus(グラールス)でしか作られていないチーズ

Glarus(グラールス)って?

人口4万人余りと、四番目に人口が少ない州です。ちなみに一番人口が少ないのはAppenzell Inner Rhodes(アッペンツェル インナーローデス準州)の1万6千人ですが、この二つの州、GlarusとAppenzell Inner Rhodesには他の州にない珍しい行事があります。州議会が無く(!)、州に関わる案件は年に一度のLandsgemeinden(ランズゲマインデン)で決められます。屋外の広場に有権者が集まり、挙手やカードを掲げることによる意思表示で決を採ります(直接民主制)。無記名投票じゃないんだ!この集会、私は行ったことが無いのですが、来年は是非行って写真撮ってきたいです。

2017年のGlarusのLandsgemeindenでは「ブルカ(イスラム教徒の女性の一部がかぶっている顔を完全に覆う布)を公共の場所で禁止にするかどうか」が投票にかけられた ーそして否決されたー ので全国的にニュースになってました。

食べ物では、このお菓子。

パイ皮の中に、半分にはアーモンドペースト、もう半分にはプルーンの餡が入ってます。パン屋で小型サイズのが普通に売ってますが(小型の場合はどちらかの味)、祝い事の席では大型のが供され、皆で分け合って食べるのだそうです。私は50歳の誕生日にほどほどの大きさのをいただきました!

小型のはこんな感じ

他にもプルーンやアーモンドペーストが包まれているパンがよく見られます。

左がSchabzieger。高さ5㎝ほどの円柱形。右はそのSchabzieger入りのバター

そして、世界広しと言えどもGlarusでしか作られていない(購入は他の州でも割と可能)チーズがSchabzieger。緑がかってるのは、地場産のハーブ(葉)のせいです。カビじゃないのだ。味は他のどのチーズとも違っているので形状しがたい。チーズだけを単品で食べるのではなく、おろし金やナイフなどで削ってフレーク状にしてパスタ(Ziegerhörnli)やじゃがいも料理(Rösti)などに入れて食べます。器用にナイフを操り食卓でササッと削ったものを、パンのバターを塗った面に押し付けくっつけて食べたりもします。スイス人でも食べたことない人の方が多いんじゃないだろうか。人を選ぶ味だと思います。元々は8世紀にGlarusの坊さんが作り始めたそうです。坊さんって時々変わったものを編み出しますよね。脂肪分が3%以下でヘルシー、冷蔵庫で数週間保存可。一旦封を切ると匂うけど。

昔は近場にあちこちある、どこのチーズ工房でも作られていましたが、現在は集約されてほぼ一か所で生産されているようです。Schabziegerの世界で唯一の大規模製造会社はこちら:

https://geska.ch/

飲み物では、Adler Bräuが創業1828年の老舗のビール会社。

http://www.brauereiadler.ch/

炭酸飲料のElmer CitroはGlarusはElmの天然水を使っていて、州外でも見かけます。

http://www.elmercitro.ch/de/home.html

Landsgemeindenの日にはプルーンのソースをかけたソーセージを食べるんだそうです。

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