Predaから列車はすぐに長いトンネルに入ります。今回はトンネルの上を歩いて越えますので、線路は出てきません!上の地図でハイキング道は緑の線で表されていますが、”2”の形に赤丸が付いているのが33番のVia Albula / Berninaの道です。赤丸なしで右上に延びているのがAlbula峠への道です。トンネルはPredaとSpinasの両駅を最短距離で結んだ線に近い、かな。
Preda駅を出発します。トイレはホームからBregün方向に少し戻ったところにある小さな建物にありました(2014年6月)が、前々回書いたようにPreda駅では新しいトンネルを作る工事をしているので変わっている可能性があります。ハイキング道もBregün方向に少し戻ってから線路をくぐります。
ホテル&レストランは駅から北側に少し離れたところにあります。ホームからでも見える白い大きな建物です。
まずはLai(Lake=湖)da Palpuogneを目指します。本日の最終目的地はSpinasですが、Spinasの名が載ってない方向標示板も結構ありました。まずはLai da Palpuogne!実は、この辺りの方向標示板に書いてある地名の選択がイマイチだ、との印象がありました。分岐などにはもれなくあるし、角度も合っているのですが、地名が違うのではと思えるものが幾つかありました。予習して地名と大体の方向をつかんでおき、さらに現地で地図と確認することをお勧めします。Graubündenは面積が広く、ハイキング道も長大な割には周辺人口が極少なので管理するのは大変だとは思うのですが。
湖Lai da Palpuogne(1918m)まで来たら、湖畔の森の中の道を歩きます。Predaから湖の端まで30分強。バス停があります。先を急いでいたので湖は素通りしましたが、あとで調べるとなかなか素敵な湖のようです。この湖から(厳密には湖のもうちょっと先からか)Alvra(Albula)川が流れ出ています。今まで鉄道が伴走してきた川です。もう少しだけ、Alvra川に沿って歩いたらこの川とはお別れです。
Crap Alv(2026m)まで来ました。おそらく夏の間の放牧関連の建物と思われます。駅から1時間10分。ここまでは本当に楽々ハイキング。車道を渡り、いよいよここからは山道です。建物の裏を通って緩やかに登ると、牛や馬や建物がどんどん遠ざかっていきます。
6月下旬、もう少し上るとまだ雪が残っていたので、この辺りはちょうど花が咲き始めの頃だったのだと思います。ちょっと歩くに連れ咲いている花がかわるのでした。
標高2178m、Pass Alvra(アルブラ峠)との分岐まで来ました。ここでSpinasに行くなら右に折れ、一旦は車道に下りて横断します。バス停があります。この行程はエスケープルートが無い、と思ってましたが2018年にはバス便がありますね(2014年には無かった。今後については不明)。
歩行・写真 2014年6月下旬 それより早いと雪が相当残ってると思われます。方向表示板などは当時の情報です。方向標示板は所々?なところがありましたがマーキングはしっかりしています。