公衆電話ボックスの再利用

スイスの生活

日本に帰って毎回感動するのは、地元の大して大きくない駅にも公衆電話ボックスが数台残っていること。確かに、災害の多い日本では、携帯電話がつながらなくなってか、公衆電話に列をなす人々の映像が出たりする。災害対策としての公衆電話は重要!そして思い出すのは、海外から成田空港に着いて、公衆電話から実家にかけた「着いたよ~」の電話。

さてスイスだが、ピーク時の1995年には5万8千台の公衆電話(Publifon)が設置されており、1平方キロメートル当たり1台以上の密度であった。ところが携帯電話、そしてスマホの普及によりその数は減少の一途をたどる。2018年にはSwisscom(日本のNTTみたいなところ)に課されていた、各自治体に最低一台の公衆電話の設置義務がなくなり、、、、フランス語圏スイスでは2019年10月末にジュネーブ湖畔にあった最後の公衆電話ボックスが撤去された・・・

実は、現在でも公衆電話は存在する!

ジュネーブ空港に!

緊急用としてセキュリティーチェック以降のエリアに4か所、チェックより前、つまり誰でも入れるスペースに2か所あるらしい。この原稿を書いてて初めて知った。緑色の背面パネルの前にあるらしいので、今度機会があったら探してみよう。スイス国内なら無料、国外への通話はキオスクや両替所でプリペイドカードを購入してかけられるそうだ。

使われなくなった公衆電話、一部はボックスが残っていて、多くの場合、不要になった本のリサイクルスペースになっている。

2017年頃だったと思う、冬の朝でまだ外は真っ暗だった。バス停の横にあった元電話ボックス内の本を、通りがかりの人が探していた。電話は撤去されていたが、電気はまだつながったままだったらしく、扉を開けると中の灯が付き、暗くで雪のちらつく中、本棚を見つめる人の姿を照らしていた。幻想的な忘れられない光景。

ジュネーブ空港の公衆電話の利用方法(空港の公式サイトから):

Public phones – Genève Aéroport
Public phones: access public telephones at Genève Aéroport to make calls and stay connected during your time at the airp...

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