非常に態度の悪い鉄道会社TPC

その名はTransports Publics du Chablais

私が住んでいるところからほど近く、Aigle駅を起点にLeysin、Diablerets、Monthey~Champeryへの3路線と、Aigle周辺及びそれぞれの終点からのバスを走らせている公共交通会社である。

起点のAigleの標高が404mなのに対し、Leysin、Diablerets、Champeryなどの町は1000m超え。その先には超広大というわけではない、中規模のスキー施設。Préalpesと呼ばれ、所謂「アルプス」の前衛山地として、春から秋のハイキングでも冬のスノーシューででも手軽に歩ける地帯である。またSepeyやDiableretsなどの駅からバスでの峠越えも、超絶景というより親しみやすいのんびりとした風景が楽しい(Sepey~Chateau-d’Oex、Diablerets~Gstaad)。人を寄せ付けないような厳しい山でなく、牛が放牧されてる麓の集落を繋いで走るバスの旅。Alpin Taxを払う必要も、高いロープウェーを使わなくても楽しめる、でも夏にはそれなりに涼める中程度の標高。

深い谷のすぐ際、ギリギリのところに敷かれた線路。100年以上前によく頑張って開設したなー。時折長期間運休して改修工事がある。長期間の運休だけでなく、割と頻繁に短期間のバス振替があるが、これがあまり周知されない。というより当日現地に行っても全く表示が無かったりする!ここで私が日本語で恨み言を書いても、TPCの幹部まで届くとは思えないが、もしかしてこれを読んでる方の中で当地に行く予定がある方、お気をつけ遊ばせ、の気持ちで書いている。赤字経営で、州からの多額の補助金で経営が成り立っているのに、お客様への心遣いが全く見られないのでお手上げだ。

特にひどいのはAigleーDiablerets路線。崖沿いギリギリにある線路のためスピードが出せず、単線のため行き違いの電車を待つ必要があり、途中駅のSepeyでは頻繁に遅れが生じる。SepeyやDiableretsで乗り継ぎのバスの時間が迫っている際などはイライラが募る。

それはまだ良い。先日は、Sepeyから先のDiableretsへは電車が運休でバス振替になるということを、車内の放送で僅かに一回、軽くフランス語でアナウンスされただけだった。当然、ほとんどは観光客で事情を呑み込めていない乗客はSepeyに着いても車内に残り、列車は再びAigleへUターン・・・私はたまたまこの日はSepeyで下り、バスに乗り換えたのだが、電車の運休とUターンすることは、バスを待つ駅の外の表示板で初めて知った。そういえば何となくそういうアナウンスがあったかも~と合点したくらいだった。Sepey駅で下車したのは私の他に数名のみ。車内を占めていた観光客風の乗客の大勢は、そのままDiableretsへ行くものと何の疑いも抱いていなかったのだろう、そのまま車内にとどまっていたと思われる。だって車内の表示はDiablerets行きのままだったのだもの。多くの人が知らずに無駄に一往復分してしまうわけだ。実際、私が帰りに再び列車に乗りSepeyからAigleに着いた時、呆然としている乗客が複数人見られた。

この路線自体は好きなのだが、乗務員の態度が本当に尊大なのだ。ワンマン運転で、Sepeyからは運転方向が逆になるので、運転手がそれまでの先頭から最後尾へと移動する。その時に車内を縦断して乗客に声をかければいいのだが、そういう「心遣い」のカケラもない。運転士の(ほぼ)全員がそんな感じなのは社風とか教育の問題なのだろうなあーーーSBB/CFF(連邦鉄道)の乗務員に比べると本当にひどいのだ。

車窓からの眺めや目的地は悪くないので、ご注意あれ、ということです。

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