Tourbillonの丘を下り、対面の丘Valèreに上ります。
Tourbillonは壁だけ残る城跡でしかありませんが、Valèreの城は火災に遭うことなく、完全な形で残ってます。窓が新しめに見えますが、これは建物が博物館として使われており、断熱性を上げ、暖房効率を上げることを考慮して、しっかりとした窓等に替えたのでありましょう。
歴史博物館は有料ですが、教会には無料で入れます。こちらはそこにあったMoulin(粉挽)。いざというときにも城内の人員がパンを食べ続けるためには必須。当然籠城の事態も考えていたでしょう。
またTourbillonが冬期閉鎖なのに対し、こちらは一年を通して開館。夏期は月曜も開館。無料のトイレもありました。
城は教会を中心に城壁で囲まれ、家々が取り巻いていました。丘の上の城下町。
1431~1437年につくられた現役で演奏できる世界でも最古?のパイプオルガンもあるそうですが(コンサートもある)、
それはさておき眺めです。
北西側、あのブドウ畑の中を歩いてきました。
南西側。ローヌ川と鉄道が走り、右手の丘はMont de l’Orge。
Mont de l’Orgeの丘も、TourbillonもValereの丘も、少し前のSaillonの丘も、この先に出てくる凸凹地形は氷河の力で造山されたもの。氷河が一面を覆っていたところは現在、建物が浸食中。
Valereの丘は城を中心にぐるっと一回りして歩けるようにもなっています。ガイドマップはフランス語のサイトから見られます(英語版だとついてない)https://siontourisme.ch/images/vignettes/que_faire/familles/valere_cote_nature.pdf
2年前のSionの駅前。現在は建物完成して、駅前から周辺にかけてはもう、大きな建物で一杯。
写真は2022年10月中旬
Sion観光サイト:https://siontourisme.ch/en/
https://siontourisme.ch/en/valere