前回のRuelle de Jerusalem(赤の短い線)の屋根付き渡り廊下が連なる通り(かなり変わっていると思う)から
Rue de Bourgに再び出て進むとレール(線路)がある車道に出ます。
線路に沿って進むとAigleの駅。
この細めのレール、路面電車かと思いきや、どちらかと言えば登山列車に近いかな?Leysin(レザン)への列車で、途中の駅Aigle-Depotで方向転換して足元に歯車が付け加えられ、ぐんぐん登って行くのですが、それはさておき、
Aigle駅からはSBB/CFFの列車の他に、黄緑色がシンボルカラーのTPCのが3路線、それにバスが発着していて結構にぎやかです。Aigle駅には公衆トイレあり。
左端のAigle駅から出ているTPCの3路線。L(Leysin、レザン)への路線。ものすごくクネクネしてVerschiez駅を経由してD(Diablerets)へ続く路線。Aigle駅からまずは南へ、Ollonからは弧を描いて西のMonthey、Montheyからは高度を上げて終点Champeryまでの路線。次回からは真ん中のDiableretsへの路線に途中まで沿うように歩き、Verschiezを通ってOllonへ歩きます。
駅の北側に広がるAigleの旧市街、前回のBourg地区の他には、現在は取り壊されてしまったけどGrand St Bernardのホスピス管轄のSt-Pierre教会堂を中心にした地区、城と教会を中心にしたCloitre地区、それにFontaine地区がありました。
Fontaine地区は前回渡ったGrande Eau川の北側にあり(最初の地図ではF)、この上方にあるLeysinの住民が農作物をAigleに売りに来て、農作物を保管したり馬小屋をつくったことから発展しました。
Fontaineでは一本道の両側に建物が連なっています。中世からの歴史があるBourgやCloitreなどの他の地区と比べて一番「新しい」です。
Fontaineからハイキング道を通って、このままLeysinまで登って行けます(3時間くらいかかるけど)。レザンは、かつての結核患者の高地保養施設が現在はホテルやインターナショナルスクール、スキーリゾート地になっています。レザンというとそのイメージからせいぜい19世紀くらいから発展したのかと思っていたら、12世紀くらいから既に集落があった(もっと前からかも)というから若干の驚き。
その昔、Aigleの東側の斜面、Plambuit、Panexにあった塩鉱泉からの塩水が輸送管を運ばれてAigleまで来て、そこから更にRocheの製塩所まで運ばれました。川の手前、小学校(Fのすぐ下の赤矢印)は20世紀初めの建設で現役。
駅の西側には集合住宅がどんどん建っていて別の様相。
駅からは大分離れますが大型ショッピングセンターの近くに、Centre mondial du cyclisme/ World cycling centre(国際自転車レース教会)があり、自転車用リンクがあります。室内リンクがある建物Velodromeはガイドツアーもあるけれど、開館時間中(毎日開館)なら自由に中に入れてカフェレストランもトイレもある。
自転車のロードレースの発着地点になることも多く(2021年にはツールドフランスも通った)自転車のモニュメントを所々で見かけます。
歩行と写真は2023年11月上旬
https://www.myswitzerland.com/ja/destinations/aigle/