Abbatiale de Romainmôtier、「元」修道院。
999～1028年にかけて造られた建物。
正面奥に見える塔の下に入り口があり、塔とつながった建物が、ぐるりと要塞のように修道院の建物等がある敷地を取り囲んでいました。日本での寺内町のようなものでしょうか。
中世の時代、ヨーロッパに巡らされた街道沿いには一般の宿の他に、貴族の旅行者、教会上層部らを受け入れる高級宿がありました。
Romainmôtierはスペインのサンティアゴ・デ・コンポステラへ向かう巡礼者が立ち寄る場所でもありました。
写真の左に見える濃いオレンジ色の壁の建物La Maison du Prieux（The priory house）はそうした高級宿の一つで、1280年位に修道院の中庭に建てられました。2019年よりカフェレストラン、イベントスペースになり、地場産品、近隣のワインも売ってます。
教会の中に入ってみます
1536年にRomainmôtierがあるVaud州がベルン州の手に落ち、教会はプロテスタントに改宗、坊さんは修道院を追われ、建物の多くは壊されました。
現在はプロテスタントの教会として使われるほか、コンサートも定期的に開かれています。
教会の外に、更に囲いの外に出ましょう。
塔の下から出た所です。
右側にはカフェレストラン（日曜以外は昼飯と晩飯の間は閉まる）、後方に少し行ったところにパン屋Fleur de farine（中で食べられる）があり、月火が休みで水～土は早朝から14時まで、日曜だけは17時まで。最初に歩いた時に、ここで腹ごしらえをしてから次の行程に向かった懐かしい個人的な記憶。
食事処、お茶飲めるところはそれぞれ営業時間に限りがあるけれど、左側の建物、上にBrasserie＝醸造所とある建物、壁にRomainmotierの鳥観図がある建物を入ったころにトイレがあります。10年前もあったし、去年も変わらずあった。素晴らしい！
写真と歩行は2013年4月下旬と2022年11月下旬 情報は2023年2月の時点
上記の自治体のHPのHistorique＝歴史のページによるとRomainmotierは長岡市と姉妹都市なんですね。元々はRomainmotier在住のアーティストが作品に小国町の和紙を使ってた縁、小国町が後に長岡市と合併して長岡市小国町となった縁。
Romainmotierの観光サイトあれこれ
Maison du PrieuxのHP（火曜と水曜は休みのようです）
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