Zermattから(4)とにかく高い、Zermattの乗り物運賃

Zermatt(ツェルマット)の乗り物の運賃は高いです。本当に、スイス住民でもうなる強気な価格です。
マッターホルンが見られるZermatt、そしてユングフラウ鉄道は日本からのスイスツアーの多くに含まれる行先ではありますが、このブログは脱・ツェルマット、ユングフラウ鉄道に乗らない旅のご提案、意識改革を目指して始めたのでありました。スイスといえどそこまでお金をかけなくても楽しいところは他にもありますよ、と。

Matter Vispa 川の水量多かった。特に午後は増えていた

しかしスイスのハイキングブログを書いているからには、一度はちゃんと行っておくべきだな、と今年の夏Zermattに行ってきました。コロナ禍から2年、駅からの通りは既に原宿の竹下通りかのような人混みが戻っていました(原宿って今は違うのか?)。でも人がやや少なめなところもあることはあるし、登山列車やロープウェーの利用を最小限にして歩くことだってできます。Zermattについては私よりよっぽど詳しい人が大勢いらっしゃるでしょうが、しばらくは私の興味の視点からの連載を続けます。

青の正方形マークがZermattの鉄道駅(上の端)から南側にかけての登山鉄道やロープウェー、リフトなどの「駅」。これは冬季のみの運行のも含めてなので、夏季も運行がある駅はもっと少ないです。
前回までで歩いたFuriーSchwarzseeーTrockener Steg。イタリアとの国境、地図には載ってないですがイタリアへとリフトは続いています。

南側に広がるロープウェーやリフト駅への起点となるのがFuri(地図の下端、左)駅です。町内とFuriの標高差は200mほどで徒歩1時間程度。<1>(上端)にはBrigからの列車の終点駅Matterhorn-Gothard BahnのZermatt駅、その駅の通りを挟んで向かいに登山列車Gornergrat Bahnの駅があります。駅前には電気自動車が停まっている(ホテルの送迎車やタクシー)スペースがあり、向かいにモンベルのショップ、右にのびる観光客で賑わう駅前通り。川沿いをしばらく歩くとロープウェー駅のZermatt駅 (Matterhorn Talstat)<2>があり、Furi<3>へのロープウェーが出ています。

ZermattとFuriを結ぶロープウェー。高度差はそれほどないが長く、距離を稼げます。

ZermattからFuriまでのロープウェー料金はSwiss Travel Passなどの割引がない場合は片道が13、往復が19フラン。Furiの先まで通しで買う場合など、料金は複雑であります。

Furiまではのんびり歩いて1時間超。ハイキング道(黄色の表示が出てくる道)でも良し、そうじゃない普通の道を適当に歩いても。最初は家々の間の道を、そのうちもっと緑が増えてきます。

Furiまでの間だったら迷ったら元来た道を引き返せばいいだけです。Zermatt町内からFuriまでは上の地図の緑線で描かれた「車椅子でも大丈夫な舗装道Furiweg」もあるくらいですが、

Furiweg以外も複数の道が、川沿いや、少し高いところを川と平行にあります。

無料バスの終点近く。ここくらいまでは山が見える

問題は最初は見えてたマッターホルンがFuriに近づくにつれていつの間にか見えなくなっていることですが、到着日で時間が半端に余ってしまっている場合など、体をほぐすために、軽く歩くには程よい距離です。

Zermattの乗り物料金がわかるサイト(オンラインチケットが買えるようになってますが、当日窓口に並んでも全然問題はないと思います)

https://www.matterhornparadise.ch/en/Book/Online-tickets

写真と歩行は2022年8月中旬

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