今日はPaccots(パコッ)からの一周コースを歩きます。途中で前回のダブルクリームを食べたBuvetteが出てきます。Paccotsは左端の青印のバス停がいくつもあるところ。Fribourg(フリブール)州、交通機関はChâtel-St-Denis(地図外、地図の西方向)からバスが出ています。
歩き始めのバス停は幾つか候補がありますが、この時は一枚目の地図では一番南のLes Paccots、La Borbuintzeまでバスで行きました。Paccotsはバスの運行が若干複雑というかわかりにくく、このBorbuintzeまで来るバスは少なめです。ちなみに今回は時計と反対周り。
Les Paccots の停留所の最奥(Paccotsの中心部からは徒歩30分とある)Borbuintze、バス停の横の表示板の地名はLes Joncs。Lac(湖)des Joncsはここからすぐ上ったところにあり、早速Buvette(レストラン)もあります。バス経路もそうだけど、ここからの出だしがちょっとわかりにくいので地図とよくよく照らし合わせたほうがいいかもしれません。
Borbuintz(s)e(標高1196m、小屋と駐車場が見える所)から緩やかに芝の道を上っていきます。11時半の出発。
早速の牛。今年は出し惜しみすることなくじゃんじゃんお見せしましょう。飽きるまで。
歩いたのは2019年6月上旬。ここは標高がそれなりにあり、春が遅い感じでした。日当たりにもよりますが。この黄色はタンポポ。
この一周コースは266番の道Sentier Panoramique des Paccots(Paccotsパノラマコース)なのですが、大部分をSentier Gourmand(グルメなハイキング道)と一緒です。Sentier GourmandはBuvetteを結んで歩く、そして各Buvetteでちょこっと食べるという企画コースなのですが、Paccotsには数本、Paccots以外にも多数あります。
バス停名にもあったBorbuintse(1337m)を過ぎ、南側の谷(Grevalla-Dessous?)を見下ろしたところ。
水仙が咲き乱れています。水仙というと日本の平地では2月頃を思いますが、6月のこの日でこんな感じでした。
この近くではVeveyから列車に乗った先のPleiadesやAvantsも有名ですよね。そちらはそれぞれ標高が1300m、1000m位なのでもう少し早いかな。そして週末はかなりの人出だそうです。どちらも駅から比較的近いですからね。
Paccotsの水仙は知らないで行って偶然花の盛りに遭遇できました。バス停の近くにも咲いてましたが、ここまで来ると迫力。バス停から1時間半くらい。ここでちょっと休憩。
再び歩き出して。南側はやはり大きな谷になっていて、酪農の建物が見えます。Paccots Dessousにあたるのかな
Paccots-Dessous(sousは下)に続き、Paccots Dessus(上)の分岐。三叉路が3回続きます。小縮尺の紙地図ではこの3連続三差路が1つのように見えて戸惑ったのだった。写真では左側矢印付きの茶色の表示板「雨の日や道ぬかるんでいるときはこちら(左側)の道を通るべし」とあります。迂回路は、しばらくすると舗装路に出て、舗装路をつないでショートカットできるようになってます。そうなると一周コースの北半分はいけませんが。今日は普通に右側、Grand Praz経由で。
3個目の分岐でCol de Lys(1779m)じゃないほう、Saletta方向へ小道を下りていく。標識はこんな感じ、木の杭の上部が黄色に塗ってあるだけのもの。若干わかりにくく注意して探す必要があるのと、確かにぬかるんでいるときは大変かも。Paccotsという地名、Fribourgの方言でPaccotやPacotが「ぬかるみ、湿地」を表すそうで、なるほどの命名。
画面右手の小道を行きます。 正面はMoleson(モレソン)という2002mの山で反対側から頂上へロープウェーが出ています。
水仙の群生。
Paccotsは冬場はスキー場となります。ゲレンデスキーもそうですが、特に手軽にクロカンスキーができる近場として有名です。
写真と歩行は2019年6月上旬。
Paccotsの公式観光サイト:
https://www.les-paccots.ch/en/
http://www.station-les-paccots.ch/
Sentier Panoramique des Paccots(266番の道)の公式サイト:
https://www.schweizmobil.ch/en/hiking-in-switzerland/routes/route-0266.html