引っ越しとゴミ出し

引っ越しと言えばゴミ出し。

最初の引っ越し(改装による追い出し)で住んでいたのはジュネーブでした。仕事の前任者の住居を運よく引き継げたのは住宅難のジュネーブに置いて超幸運だったのですが、それはそれは大量の物品が住居スペースと地下倉庫に詰まってました。ジュネーブ育ちの同僚が「どんな小さなものでも無駄に捨ててはだめよ、人のためになるのよ、慈善団体が引き取ってくれるわ」と言ったので安穏としていたら、連絡した慈善団体CARITASのおじさんたちは、それはそれはモノを選り好みして「こんなものは今どき誰も欲しがらない」とせせら笑い、実に多くを残して去っていきました。

おじさんたちは、幸いに市のゴミ回収課の名前を教えてくれたので、電話して翌朝の回収をお願いし、洋服ダンスやベッドの大型家具から台所用品の小物に至るまで、今思えば我ながら信じられない筋肉仕事で家具を分解しては建物の外の芝生まで引きずって運びました。今にして思えば一日で作業が終えられたのが信じられない。今よりはずっと若かった。

ところがどうしたことでしょう、午後から夕方になり、散歩等で通りがかった人が知人に連絡をつけてるのか、そこは大通りではなく行き止まりの小道だったはずなのに、家の前に置かれた物が、どんどん持っていかれるではありませんか!誰も欲しがらないと慈善団体の人が断言した物品が、特に生活に困ってなさそうな身なりをした人たちによって。

力づくで無理やりベキベキと、分解というより壊したに近いイケアの洋服ダンス(今でも思い出す、大変だった)、要らないのならと土足で上に乗って引きずって、靴の跡がついてるマットレス、その他たくさんたくさん!ジュネーブの中でも、超高級住宅街ではないものの、それほど悪くはなかった、結構瀟洒な地区のはずなのに翌朝に残っていたのは僅かな部品のみ。

ジュネーブはごみの分別はしないけど、この粗大&粗大じゃない引っ越しゴミを家の前に展示(放置)できる、そして誰かが持っていけるシステムはすごいですね。そういえばジュネーブの街中を歩くと、時折道路沿いに電化製品や家具などが置かれてあります。友人は「使えます」と紙が貼ってあったテレビを持って帰って使ってたし。

そう、ジュネーブは今でもゴミの分別してないのでしたっけ。噂によると、一時、ゴミ回収を有料化したら、それなりの人がゴミをそこら辺りに放置するようになって、それならと無料回収にしたという・・・

 

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