サンタクロースの起源ともされる聖二コラ。聖二コラの歌の歌詞が、よく聞くとなかなか味わい深い(衝撃的に)ものだった。
聖二コラは3世紀後半に現在のトルコに生まれた実在の人物で、キリスト教の司教。スイスなどのヨーロッパでは12月6日が聖二コラの日で、聖二コラをかたどったパンを食べたり、聖二コラのパレードでは子供の守護神として、ミカンや落花生が配られたりする。スイスでは特にフリブール州で州の守護神。大聖堂周辺のパレードには、今年は3万人が集ったという。
Saint Nicolas(聖二コラ)が起こしたとされる「奇跡」のうち、3人の子供が旅に出て、肉屋に泊まったところ、肉屋の手にかかって塩漬けにされてしまったが、7年後に通りかかった聖二コラによって生き返って無事家に帰りました!というのがある。フランスの童謡 La légende de Saint Nicolas では、目を覚ました子が開口一番:
Brittenというと私は中学の音楽の授業で「青少年のための管弦楽入門」を聴いた他は、重くて不条理なオペラの印象しかなかったが、この曲では時に明るく、時には壮大に50分、二コラの生涯を歌ってる。塩漬けにされた少年の章は30分25秒~
ブリテンはパートナーのテノール歌手のために沢山のテノールがメインの歌を作った。これもテノールソロが輝いてる曲・・・
聖二コラ組曲では、
2章:6分~二コラは生まれると自ら洗礼用の水桶に飛び込むなど清く正しく元気に育つ
3章 8:30~ 神に仕えることを決意
4章 13分~ 船に乗ってパレスチナに向かう途中で嵐に遭う
5章 20:30~ 司教に任命され、布教につとめる(24分半から始まる部分は平易で聴衆と共に、会場全体で歌うことも多い)
6章 27:30~ 牢獄に入る羽目になる
7章 30:25~ 塩漬けにされた少年を救出
8章 36:50~ 生涯の振り返り、奇跡の数々
9章 41:45~ 二コラの死(46~ 最後の合唱部分、ここも平易なので皆で歌います)
バラエティに富んだ楽しい曲です!



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