ジュネーブの東側(11)ジュネーブのテラス

Monnetier(地図の右端)までで道のりの半分、

まだ残り半分あるぞ、とMonnetierを出発して再び登ります。Monnetierは大と小の間にある鞍部。後ろに見えてるのが小、Petit Saleveとその頂899m。

前半のような天まで続きそうな階段はないけど

やはり登りは登り。

ようやく平らなところに出てからもそれなりに長かったです。

ロープウェー駅まで来ました!1097m。Monnetierから1時間、麓からは2時間。

1932年開業のロープウェー駅。麓の駅が新しめなのに対し、頂上駅は何度か改装しているとはいえ歴史的建造物だそうです。建物の反対側の壁にはクライミング壁。

開業以来、1975年から10年近く運休していたり、最近でも大改修で20か月運行が無かったこともあります。

また例年11、12月は休業。

それでもジュネーブ市民とフランスの民に愛されて93年。

駅の足元には近年整備された子供の遊び場など相当広いスペースがあり、ジュネーブを見下ろしながら休めます。

Saleve山もロープウェーも完全にフランス側にあるのに、この山がジュネーブのバルコニー、ジュネーブの山などと呼ばれているのは、何たってジュネーブを見渡せるこの眺め。

かつての山岳鉄道の終点だったTreize-Arbresはロープウェー駅から片道30分かかるので今回はパス。その昔、Treize-Arbresには6000m平方の広さの、当時流行だった高山植物園があり、日本のユリも植えられていたそうです。

ジュネーブ市民だけでなく、ジュネーブに滞在した世界各国の観光客を目当てにしていたのですね。第一次世界大戦で国境が閉鎖されて荒廃。左下にTerasses de Geneveの地名が見えますね。ジュネーブのテラス、展望台。ここフランスですけどね。

大SaleveとGrand Pitonの2つの頂はそれぞれ1309と1379mと、ここから300m近く上。往復ロープウェーにしてSaleveの上部分を散策するのも良し。

帰りは頂上駅からロープウェーで帰りました。乗車チケットがあると駅の屋上にある展望台に入れます。ちなみに土曜日だったこともあってか、駅内のレストランは予約で満杯でした。

帰りは5分。

麓に下りて、離れて振り返る。左にPetit、右にGrandのSaleve。この間を登って行ったのですね。道路の上辺りに見える三角のクリーム色はセメント原料の採掘場。

スイス側に入って、Veyrier, douaneのバス停。TPGの8番のバスで駅まで戻れます。

歩行と写真は2025年3月上旬

Saleveロープウェーサイト:

https://www.telepherique-du-saleve.com/en/

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