橋を渡らずに、スイス側に残ったままでローヌ川沿いを歩いています。
川の向こう側はフランスというわけ。
5月初めはリラの花
川が湾曲する場所で、川岸から木の段を上り、上り切った所で一旦舗装路に出ます。解説板があり、Bois de Chancy(シャンシーの森)に入ります。
地図を予習した時にはジュネーブ=平坦なイメージ、川岸を歩くのだろうから上り下りはほぼ無いだろうと高をくくっていたのですが、実はこのコース、それなりのアップダウンがあります。
とても短い区間ですが、この舗装路、実に自転車の通行が多かったです。写真からわかりますでしょうか、川岸から結構高所にある感じ。
そして再び川岸の道に下ります。この辺りベンチが2か所にあり、川を眺めながらボーっとする。午前中の雨が上がり、蒸し暑い!
ここまでローヌ川沿いを歩いてきましたが(川の中ほどの薄紫の太線が国境線)、国境線が川から内陸に入る地点に着きました(赤丸)。ここがスイスの最も西です。
川岸はこんな感じ。この柱は川が増水した時の水位線か?
当然ながら国境線といってものんびりとした、特に何も変わらない感じだけど、
道のすぐ横にある石の柱、国境を示す標石(Borne frontière)
1946(年)とあり
Sの字と
反対側はF
てっぺんには横に直線で、国境線がひかれています。国境線といっても、柵とか無し。
ほんの少し離れた所にもう一基
こちらも同じ1946年、S(Suisse)とF(France)の文字、それにてっぺんの国境線は折れ曲がって描写されていました。
更に先、Forêt de la CNR(Vulbens)とあり、右側はどうやらフランスのVulbensの森のようです。しばらく行くとちゃんとスイスのハイキング道のお供、黄色の方向表示板が出てきてほっとして、
Rhôneに注ぐ小川を渡り、まさに国境線上にある小道を続けると、
次の国境石。今度のは1898年。
次のは道の真ん中に
年とは反対側に別の数字があって、
これはどうやら地図をよ~く見るとある、紫色の数字と対応しているらしい?ちなみに紫の小さい丸(赤矢印を近くに私がつけた)が国境石。これから飽きるほど出てきますが、最初のは珍しくて嬉しい。スイスには6638基の国境石があり、そのうちジュネーブ州には445基。
道の角にある国境石には
てっぺんに角を示す線
歩行と写真は2024年5月上旬
スイスの境界石:
全ての境界石の位置を記した地図(拡大して写真が見られます):
https://histoiredebornes.ch/bornes/carte/91
サヴォア・モンブラン地方のサイトから、境界石:
https://www.savoie-mont-blanc.com/sites-culturels/borne-frontiere-n1-829450/