Via Francigena(80)Martigny

Martigny(マルチニー)の街を歩きます。今回は駅(赤矢印)から。

Martigny駅からはCFF、Mont Blanc Express、St Bernard Expressの3つの鉄道会社が出発しています。駅前左にMont Blanc Expressが属するTMRの建物。

Martignyの街は近年続いた大きな工事がほぼ終わり、かなり変わりました。駅前の大通りはなんと!歩道を広げ、その分車道幅を狭くし車のスピードが出ないようにしました!大幅に広くなった歩道には木も植えられ(植えられてからまだ年月が経っていないので小さいです。それに4月初めなので葉もほぼ無し)、ベンチもあちこち配置され、歩行者にやさしい道になりました。またあちこちに、観光マップが掲示されてます。左手、時計がついてるオブジェの四角いのが地図。

こうした街改造に大きく関わっているのが地元の超大金持ち、Gianadda氏。文化後援者(メセナ)としてMartignyに多額の援助をしており、その一つがロータリーに配置された「芸術作品」で市内に16か所。Martignyからはロングトレイル「ブドウ畑を歩く道 Chemin du Vignoble」が出ています。Martigny駅から今回とは反対側、北側へ歩きます。駅から北に歩くと大型ショッピングモールを通りますが、そこのロータリーにも巨大立体作品ありましたね

駅から真っすぐの道を歩いたら右へ折れ、Dranse川へ向かいます。前回のBatiaz塔の下を流れるのがDranse川。レマン湖からはずーっとRhone(ローヌ)川沿いを歩いていましたが、Martignyの手前でローヌ川支流のDranse川流域へと入ります。Dranse川には木製の屋根付き橋 Pont de la Batiazがかかっています

1829年建築、1920年補強工事。両側が歩行者路で真ん中は自動車の通行可能。

Valais州で自動車が通行できる最後の(現在は唯一の)木製橋。

Dranse川沿いに並ぶ家々。すぐ横は崖で上にはBatiaz城&塔。この川沿いを少し行った先に前述のGianadda氏が資金提供して改装&現代的なステンドグラスで飾られた教会がありますが私は未訪。

Martignyは交通の便の良さもあり、大型の集合住宅の建設がすごい勢いで進んでいます。旧市街の中心から少し離れると、一軒家がどんどん集合住宅に取って代わられつつあります。新設予定の家の高さや位置を示すポール(Gabaries)が、右の2軒の家にまたがって立てられていました。数年で、新築の集合住宅が建っていることでしょう。

地図の上方から町の中心に入っていきます。地図の真ん中左寄りに緑地Parc du Manoirが見えます。

緑地を囲む複数の建物。正面に時計が付いてるとなると、はい、学校建物ですね。

その隣の建物も、壁に壁画風の飾りがあり、少し時代が新しい学校建物。

Batiazの塔が背後に、緑地の別側にも大型の学校関連建築物。かなり大規模な学校施設。スイスでは、小学校の低学年だけは自宅近くの小さめの建物の学校に通い、中~高学年からは中心部に統合された学校に通うことがよくあります。

四角の緑地の一辺には大きめのMIGROSの建物があり、トイレが使えます。

この日は小雨が降るあいにくの天気でしたが、ベンチが多数あり、一休みできる場所です。

歩行と写真は2024年4月初め

Martigny観光サイト:https://www.martigny.com/en/

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